【fjコンサルタンツ365日Blog:3419投稿目】
経営者の必須確認事項
毎年「中小企業白書」を確認することは
経営者にとって必須のことと感じます。
・動向を探る
・動向を確認する
そして、そこから次のビジネスのタネを
見つけることができるからです。
4月20日発表された中小企業白書から
気になったところを
ピックアップしてみます。
中小企業の実態
中小企業の数は
・381万
で企業数全体の99.7%を占めています。
従業者数は
・3,361万人
で雇用全体の7割を雇用しているのです。
(2014年データ)
では、その企業数は増えているのでしょうか
減っているのでしょうか。
企業数の増減
小規模企業数は減少し続けています。
しかし、中規模企業はリーマンショック以降
若干の増加をしています。
業種別では「小売業」の減少が目立っており
15年間で4割減少という結果になっています。
雇用創出について
雇用創出に関しては
「雇用創出効果が高いのは・・・若い企業の成長である」
という論文を取り上げ、雇用創出のために
若い企業への視点が効率的である、と書いています。
ただ、日本では企業の「参入・退出」が進んでいないので
効果は限定的である、という考察になっていました。
マクロ的に見れば「企業の参入・退出」は不可欠で
新陳代謝だといえます。
その方が雇用が増えるのです。
社会保障が厚いといわれるスウェーデンの方が
企業の新陳代謝には積極的です。
その点は、日本とは逆という事実を
知っておくべきでしょう。
他にも取り上げたい項目はいくつかありますが
それは別の機会にしたいと思います。
一度、流し読みでもいいので眺めておくことを
おすすめします。
【出典】