fjコンサルタンツ 経営情報Blog

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確証バイアスで仕事しない

【fjコンサルタンツ365日Blog:3510投稿目】

バイアス ケーブル

確証バイアスとは

 

確証バイアスとは、

「人は先入観に基づいた考えを

裏付けたがる。そのための情報だけを

集める傾向にある。逆に先入観に反する

情報は軽視する傾向にある」

ことです。

 

ビジネスにおいては

・答えを最初に持つこと

から発生します。

 

成功体験から答えを最初に導き出す

時に「確証バイアス」が発生するわけです。

 

こんな時はこれでいこう、

「これならこのやり方で大丈夫」

という思い込みなのです。

 

確証バイアスに左右されやすいこと

たとえば新商品の開発は確証バイアスとの

戦いです。

 

過去に売れたから今度も売れるわけでは

ありません。

 

しかし、過去の経験から

・この機能が売れる

・このテイストが売れる

・この色が売れる

と最初に答えを固定化させてしまう

ことがあるのです。

 

答えが固定化されてしまうと、その答えを

導くデータを無意識で集めてしまうのです。

開発者に自覚がないことも多く、やっかいな

問題なのです。

 

商品開発のイノベーションができないのは、ある意味

確証バイアス

がかかっているからだともいえます。

 

営業やマーケティングの世界も同じです。

・この顧客が買ってくれる

・この売り方が正解

・今回もこの広告でいいだろう

といった感覚を持ってしまうのです。

 

言い方をかえれば、答えを固定化

しているので

・見たい部分だけ見ている

ことになります。

 

ビジネスからはずれますがゴルフも

最近まで確証バイアスがかかっていました。

ゴルフの中でパットが最重要だと思われて

きたのです。

しかし、データを確認するとツアー優勝者の

中でパットランキングが低くても優勝している

人がいるので、そこまで重要ではない

ことがわかったのです。

 

現在は、パットの影響度は15%ぐらい、と数値化されて

います。

有名なプロゴルファーが言った言葉などが

影響度が大きく、大多数の人が確証バイアスに

かかっていた事例のひとつです。

 

最初から答えを持たない訓練が必要

イノベーションを起こすためには最初から

答えを持たないことだと考えています。

 

固定化された常識もいりません。

新しいプロジェクトや商品開発、販促を

するときも答えを持たないことです。

 

ゴールを設定したときに、プロセスが

見えない時の方が新しい手法や

新しい商品・サービスができあがる

ということです。

 

イノベーションを起こす企業が

・スタートアップ企業

であったり

・異業種からの参入企業

であるのは確証バイアスがないからです。

 

よくわからないから、答えが見つからないから

徹底的にリサーチをしているのです。

 

そのリサーチ内容も得られたデータも

解明することが困難なため、試行錯誤するのです。

 

結局のところ、そうした試行錯誤から

イノベーションが生まれています

 

ありえない商品やサービスを生み出すときに

困難さを伴うのは頭の中に原因があったのです。

 

イノベーションを生むためにまずは

「確証バイアスをはずす」

訓練が求められるのです。

 

答えが見えてしまっても

「いや、まだ本当の答えはわからない」

「他に正解があるかもしれない」

という思考を身につけることです。

藤原毅芳写真
この投稿記事を書いたのは経営コンサルタント  藤原毅芳 fujiwara takeyoshi (fjconsultants)
1971年生まれ 鎌倉市在住 fjコンサルタンツ代表 一般社団法人暮らし振興支援機構理事 単著8冊、監修1冊、海外翻訳出版1冊、講師として宣伝会議の『マーケターのためのPDCA実践講座』などで継続的高評価を受けている。2021年大手都市銀行シンクタンクの法人会員限定雑誌に『売れる仕組み〜マーケティングの基本』を執筆。『この世に残るべき企業を支援する』を軸とした考えで経営の現場で課題をスピード解決し企業を発展させている。