【fjコンサルタンツ365日Blog:3512投稿目】fjコンサルタンツ藤原毅芳

toms

コーズ・マーケティングとは

コーズ・マーケティング(Cause marketing)とはコーズ・リレイティッド・マーケティング(Cause related marketing)とも言い、

・商品、サービスの購入によって社会貢献と結びつく

手法のことを指しています。

社会貢献とマーケティングが結びついた手法ともいえます。

1960年代にはじまった

・ベルマーク運動

が起源とされています。

ベルマーク運動とは、協賛企業の商品についているベルマークを集め、その点数と同額を支援するキャンペーン。

コーズ・マーケティングは簡単に言えば

・商品を買えば売上の一部が寄付される

取り組みだと考えればわかりやすいです。

コーズ・マーケティング事例

コーズ・マーケティング事例は予想より多く、さまざまな企業が取り組んでいます。

ユニークなところでいえば

・靴を一足購入すれば発展途上国に1足贈られる

という例があります。

TOMSとうい企業が取り組んでいます。

One fo Oneというプロジェクト名になっており、コンセプトは

『あなたが靴を1足購入するたびに、TOMSから子ども達に新しい靴が贈られます。』

というコピーです。

toms

この取り組みの特徴は

・モノ(靴)

を自らの手で届けていることです。

コーズ・マーケティングでよくあるのは、

売上の一部(収益の一部)を寄付する

という手法です。

これだとどの程度寄付されているのかわかりにくい場合があります。

中には、本当に寄付されているのか疑問を持つ人もいるかもしれません。

そんな疑問点を払拭させる内容で

・自分たちで届けています

と書かれてあります。

安易にはできないコーズ・マーケティング

こうした社会貢献を軸にするということは安易には取り組めないということ。

もしくは一過性なものなのか、継続性があるかも問われます。

ただ、このコーズ・マーケティングを継続的に行っている企業に対する安心感は絶大なものだと感じます。

初めてその企業を知った時でも、コーズ・マーケティングの取り組みをしているだけで安心をよせるようになるのです。

まとめ

今後は、マーケティングの一環ではなく社会的貢献を主たるビジネスの柱とする企業が徐々に増えていくと思います。

マーケティングの一部ではなくビジネスモデルの一部になってきていると感じます。

もともと会社(法人)は社会的貢献をしています。

存在だけでも社会的貢献をしているともいえます。

しかし、それだけでは不足だと思われているのです。

どの企業もコーズ・マーケティング的な取り組みができると考えています。

できるところから、継続しながら進めていくことだと思います。