【fjコンサルタンツ365日Blog:3583投稿目】

ネットワーク

ネットワーク効果とは

ネットワーク効果とはネットワーク外部性とも

表現されています。

ネットワーク効果とは、

「商品サービスの利用者が増えることで

利用者の便益性が増すこと」

となります。

商品サービスの普及が進むことで顧客が

さらに便利になり顧客利益が増大することです。

このキーワードで説明される事例は

電話が取り上げられることが多いです。

電話や携帯電話の普及台数が増加すればするほど

電話できる相手が増え、最後には全員と

つながることが可能になります。

そうすると便利さは最高値へと達するのです。

(直接的ネットワーク効果と呼ばれます)

現在では、LINEなどのアプリが同じような

ネットワーク効果をあげています。

メッセージだけでなく電話も可能で世界中

つながることができるからです。

余談ですが

LINEは現在シニア層で広がりつつあります。

一人が使い始めると他の人に

「使ったら便利ですよ」

と言い

「設定してあげる」

と自分の便利さを広げようとするのです。

60代、70代の方で広がるのを感じています。

これこそネットワーク効果だと思います。

法人向けの商品サービスでは

法人向け商品サービスでは、大企業が使い

始めると一気に広がるという現象があります。

たとえばエクセル。

エクセルはロータス123が普及していた時に

後発の表計算ソフトウェアとして出てきました。

マイクロソフト社日本法人は

法人向けに広げるために大企業に使ってもらう

作戦で一気に広げた経緯があります。

最初にトヨタ自動車にセールスに行ったのです。

トヨタ自動車が使い始めたら、関係する会社、

仕入先企業が一斉に使いは始めるのです。

それを狙って取り組み成功したのでエクセルの

普及が広がっていったのです。

先行優位が成り立つことが多い

ネットワーク効果は

・先行優位

が成り立つと言われています。

過去に

・VHS vs ベータ

・Blue-ray vs HD DVD

などの覇権争いはシェア争いで

勝ったほうが優位性を得ました。

エンドユーザーの顧客はシェアがある

商品の方が便利性が高いのでネットワーク

効果の現象が発生していったのです。

シェアのある商品の方が

・購入する商品の種類が多かったり

・友人知人との貸し借りも可能になるし

・レンタル等のサービスも受けやすく

なるのです。

このようにネットワーク効果を活かすことを

ビジネスに取り入れると商品サービスが

一気に広げることが可能です。

ネットワーク効果を狙えるのかどうかを

検討するのもひとつの方法です。