【fjコンサルタンツ365日Blog:3623投稿目】

消費税アップの影響を減らせるのか

消費税の軽減措置がアイデアレベルで

続々と報道されています。

 

キャッシュレスだと消費税据え置きの

8%になる案も出ており現実になるようです。

 

これ、今まで現金のみで商売していた

小売店、飲食店では打撃です。

 

一気に売り上げが減少するとみこまれます。

今からキャッシュレス対応するしかありません。

 

エンドユーザー側もキャッシュレス化しない

層の人たちは駆け込み需要の後、消費を

控えるのではないでしょうか。

 

日本はキャッシュレス化に過敏に反応する

人の割合が海外より多いのが実情です。

 

キャッシュレス化への不信が強く、現金の

方が安心だと感じているのです。

 

この現金主義のエンドユーザーがどこまで

キャッシュレスへと動くかはチェックしたい

ポイントです。

 

増えるだけでは消費意欲は下がるだけ

消費税アップはエンドユーザーにとって

・何もしないのに増えるだけ

です。

 

何もしていないのに負担が増えるという

イベントにすぎないのです。

 

これでは心理的に消費する意欲は失せて

いきます。

 

面白くないだけなのです。

こうした消費意欲の後退を防ぐ案が

様々なところで出ていますが有効だと

思えるものはほとんどありません。

 

そんな中で

・消費した額(消費税)によりポイントが貯まる

・貯まったポイントから年金に還付がある

というアイデアが出されています。

 

いわゆる買い物(消費)をゲーム化してしまう

案といえます。

 

ポイントが貯まるとどうなるか

ポイントが貯まるというのは人にとって

「貯まる楽しみ」

が湧いてくるイベントです。

 

数字が増えていくのを見るのは好きなのです。

 

お金に関する数値が増えていくことに楽しみが

湧く人の割合は多いのです。

 

特に永遠に蓄積していく内容は魅力的に

映ります。

 

将来が明るく感じるからです。

将来を明るくしてくれるものは実は少なく

今の日本には安心させてくれる受け皿は

ほとんどありません。

 

そんな中で安心材料となるポイント蓄積は

大きなメリットを感じるでしょう。

 

貯まったポイントが還元されるとどうなるか

ポイントは還付されるから魅力的に映ります。

 

消費税のポイントをどこで還付するかは

議論がわかれるかもしれませんがひとつの

案として年金で還付ということが言われています。

 

貯まったポイントが年金支給時に加算還付

されると年金不安も下がるかもしれません。

 

年金は将来にわたって減っていくだろう

というイメージが強くなっています。

 

そのため、若い世代の人たちも老後のために

貯金するという行動を優先してきています。

 

これでは消費が喚起されることはありませんので

心配している年金を増やす仕組みが消費税の

ポイント還付と連動するのは有益な案だと感じます。

 

人が不安に感じている部分を解消せずに

行動を喚起させるのは難易度が高い作業です。

 

不安解消とともに行動喚起させることを

セットで考えていくとビジネスでも

大きな結果が期待できるというものです。