【fjコンサルタンツ365日Blog:3627投稿目】
商品は購入してもらって終わるわけではない
商品を販売している会社は販売すると
仕事が終わったと感じます。
しかし、商品の種類によっては購入後から
スタートするものがあります。
顧客が購入後にその商品を使用する場合です。
顧客側の視点から見れば購入は単なるスタートで
購入後の使用かメインイベントなのです。
商品によっては使ってもらえることがポイント
顧客視点で考えれば「使える商品」でなければ
価値がありません。
何かの利用目的で商品を購入しているので
価値が発生するのは「使用した時」だけなのです。
そう考えてみると、商品は販売して終わりでは
なく使っていただき満足してもらって
ようやくひと区切りがつくのです。
使い続けてもらうことがもうひとつのポイント
顧客が購入した商品を使うのは1回だけではなく
使用し続けるケースもあります。
その時は、商品を販売する企業側は
使用継続を測定する必要があるのです。
これが日用品や消耗品であればリピート
販売数を測定すればわかります。
しかし、このような測定ができないことも
あるのです。
趣味嗜好品の場合
たとえば趣味嗜好品は書くことだけが
目的になることがあり購入後の使用は
販売側もあまり感知してきませんでした。
しかし、それでは先行きが限られてしまう
と危惧する企業も出てきています。
あるギターメーカーがギター販売の時に
チューナーとレッスンチケットを
プレゼントしています。
ギターを購入する人のほとんどは趣味目的
です。
そのため購入後に使用することに偏りが
出ます。
特に初心者は上達しなければすぐに
使わなくてなるのです。
ギターを買っても弾けない、使わない
というサイクルの顧客が増えてしまうと
リピーターは生まれません。
そんな初心者の壁を取り除く施策として
レッスンをセットにしています。
これは他の業界にも応用可能です。
衰退産業に応用したら
他にも応用を考えるとゴルフも当てはまると
思います。
ゴルフはプレー人口が減少すると予測されて
います。
現在のゴルフプレーヤーが高齢化している
ことと新たなゴルフ人口が思うように
増えていないからです。
ゴルフクラブのメーカーは商品を販売する
だけでなく初心者向けレッスンを付けて
販売することも積極的に行うべきでしょう。
このように考えてみると販売後が勝負に
なる商品は多いと実感します。
改めて自社の商品、顧客をリサーチして
商品の使用が継続しているのか判断して
いきたいところです。
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