【fjコンサルタンツ365日Blog:3664投稿目】〜3ヶ月で1冊分の知識転移〜

まだムダばかり

とにかくムダなことが嫌いな性格

なので、相談された時も

「それはムダだと思う」

と答えていることが多いような気が

します。

それはそれとして、世の中を見渡すと

まだムダなことは解消されていない

ことに気が付きます。

ビジネスでもムダなことは今後

減らす方向になっていきますが

まだまだムダが存在していることを

実感しています。

個人的にもムダをすべて解消して

いるわけでもありませんが、ムダを

見つめ直すことで理想像を確認して

おくのも損はないと思います。

ビジネスモデルから考えるムダ

ビジネスモデルから考え直す必要が

あるムダが存在しています。

業界問わず

・商品廃棄

のムダです。

売れないから数多く、種類多く

つくるという流れが続いています。

エンドユーザーも

・数多くの中から選びたい

・すぐ手に入れたい

という要望が強く、それを叶える

には在庫が必要なのも事実です。

特に店頭では棚に商品が詰まって

いる状態を保たないと売れません。

そのため賞味期限がある商品や

流行りが短期間の商品は商品廃棄を

前提に仕入れを起こすしかないのが

実情です。

また新品信仰もまだ根強く、新品しか

買わないという顧客層がいるので

中古品に価値がつかないケースも

あります。

リサイクル店で感じること

中古品を販売しているリサイクル店を

見に行くことは嫌いではありません。

商品が再度利用されるということに

意義はあると感じます。

しかし、中古品が売れても新品商品しか

つくっていない企業は利益を得ることは

できません。

この矛盾を解決する方法も模索すべき

だと感じます。

また、家の中に購入した商品があふれて

いる状況がこうした中古市場を拡大させ

たので「モノ余り」という現実に言葉が出ない

時もあります。

下取りキャンペーンが盛んに行われて

います。

エンドユーザーは下取り価格に利益を感じ

ているかもしれませんが、結局のところ

同時に家の中のスペースを減らす行動を

促されてもいるわけです。

消費活動が活発だったころは

・商品が無い→商品を得る

状況でしたが、モノ余りの状況では

そんな購買意欲も発生しにくいのが現実

です。

最終的にはムダを削いだ商品へ集約される

そんなムダばかりが永遠に続くとは

思えません。

これから数十年かけて改善、解決されて

いくことでしょう。

最終的には、ムダが一切ないビジネス

モデルで、ムダを削いだ商品へと

集約されていくと感じています。

デザイン思考」が流行るのも

そんな背景があるからだと

思います。

人間を中心とした思考方法をもとに

顧客中心のビジネスを展開すること

です。

そこに一切のムダは必要ない、と

いうことになります。

ムダを削ぎ落とす思考訓練は今後

欠かせないものになっていくと

思います。