【fjconsultants365日Blog:3698投稿目】〜1日3分、3ヶ月で1冊分の知識転移〜
情報重視は経営観
経営において
・データ分析
に重きをおいて経営の決定をすることは
【経営観】
を重視していることになります。
「経営観のある経営」をしていると
表現されます。
リサーチし、データ化した内容で
判断する経営手法です。
経営観のある経営とは、次のような
形になります。
たとえば
・数値で把握するので客観的に判断
・微細な動きを察知
・偏見なく検知できる
・1%にこだわる経営
という形になっていきます。
とかくメリットばかりに見えるのが
特徴のひとつです。
データを元に経営の判断をしていくので
非常に論理的でしかも安心感があります。
「経営観」の経営で非常に自信を持っている
人が多いのも特徴だと感じます。
感覚重視は経営感
逆に感覚を重視する経営判断は
【経営感】
になります。
「経営感を大切にする経営」をしている
と表現されます。
見たこと、感じたこと、直感を頼りに
経営の判断をすることです。
今までの経験を重視しているのが特徴です。
経験がすべて、といってもいいでしょう。
ただマイナス点もあります。
成功体験に引きずられやすいということです。
自信過剰になってしまう恐れもあります。
経営観と経営感
経営観と経営感はバランスよく備わって
いるのが理想です。
経営観と経営感のパターンを考えて
みたいと思います。
組み合わせは4パターン。
①経営観:有り & 経営感:有り
②経営観:有り & 経営感:無し
③経営観:無し & 経営感:有り
④経営観:無し & 経営感:無し
の4パターンです。
創業者は③の「経営感のみ」のパターンが
多くみられると感じています。
経験重視でそもそも情報やデータを重視
しないパターンです。
計画を作成して進めることもあまり
必要としないこともあります。
とにかく経験を信頼し判断を進めていく
経営になります。
後継者、事業承継される方に多いタイプは
②の「経営観のみ」になります。
といいますか経営観のみに陥りやすいと
いうことです。
現場経験をせずに経営者にいきなりなって
しまうことがあるからです。
現場知らずの経営者と呼ばれてしまうことも
あります。
両方が備わるようにしていく
スキル、技術、技量というものは
バランスよく身につけていくのが
理想です。
偏りは対応できる幅が狭くなるのが
普通なので、バランスよく身につける
ことで幅を広げていきたいところです。
経営観が身についたら、経営感が
備わるように経験を積んでいくことも
考えておくと長い道のりも平坦に
なっていくのです。
ビジネスや経営は短距離走ではありません。
今が良いというのは将来も良いという
保証にはならないと感じています。
これから数年はそれを実感する人が
増えるのではないかと危惧しています。
それを回避するためにも経営のスキルを
身につける優先順位を考えていくのも
ひとつの方法だと実感します。