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後継者である新社長は経営理念を刷新すべきか

【fjconsultants365日Blog:3,708投稿目】〜1日3分、3ヶ月で1冊分の知識転移〜

新しくしなければと思っている

 新社長に就任する後継者(承継者)からの

相談の中には

「経営理念を新しくしたいのですが」

「今まで明確に打ち出していなかった経営理念を

刷新したい」

「新社長になるタイミングで打ち出したい、新理念を」

 という苦悩があります。

先代との違いを出していきたい、自分の

カラーに会社を染めていきたい、といった

希望ととまどいがそこに隠れています。

 

大きなインパクトを残したいと思いながら

影響がマイナスに響くと困ったことにも

なるので、経営理念・経営ビジョンを

新しくするかどうか悩むところです。

 

新しい、自分なりの経営理念・経営ビジョンを

考えようと思った時も、思いつく言葉も

出てこないこともしばしば。

 

他社の経営理念を見てもピンとこない

そんな状況に陥っているならば、次の

ようなプロセスを描くとスムーズに

進むと思います。

 

あんな大きなことは言えない

とりあえず、白紙の状態なら、他社を参考に

してみよう、と考えるはず。

検索をしてみると大企業の経営理念・ビジョン

数限りなく出てきます。

たとえば

・価値と創造を通して社会貢献します

・イノベーションを通じて社会を変える

・事業活動を通じて豊かさを実現する

といった内容です。

実際に大手企業の理念・ビジョンを参考に

したらどうか、とアドバイスしたことが

あります。しかし、

「見たのですが、あんな大きなこと掲げられません」

と言われたこともあります。

言っていることが大きく、自分の丈に

合っていないように感じたということです。

経営理念・ビジョンを刷新するときは、自分に

合った言葉、内容にすることは大切だと感じます。

というのも刷新した後、数十年は変更することが

ないからです。

とはいっても言葉が思いつかない

理念・ビジョンの言葉が見つから

ないときは、別のアプローチから考えるのも

ひとつの方法です。

言葉・単語から考え始めない、というアプローチです。

「言葉から考えないアプローチ?」

と思われるかもしれません。

たとえば次のようなアプローチ方法です。

自分が新社長になった時の会社の雰囲気を

想像してみます。

その時の様子を

色で表現すると何色になるのか?

を書き出す手法です。

朝のオフィス、現場では「爽やかブルー」、

会議では「クールなブルー」などと

場面ごとに色で表現していきます。

色で表現する方が言葉であらわすより

簡単に出てきます。

 次に、この色を並べながら、色から

イメージされる単語を書き出してみます。

ポストイットやカードにひとつ1枚で書き

出しておくと便利です。

たとえば

「あたたかい」

「やさしい」

「丁寧」

「情熱」

「貢献」

という思い浮かぶ単語を出していくことです。

あとは、この単語をつなげてみるという

作業だけです。

輪郭から考えると中心でまとまる

これは、ようするに輪郭を鉛筆で描いていき

中心にある核を明確にしていくプロセスです。

 

いきなり中心から描くのではなく周りから

探していく手法といっていいでしょう。

 

最後には中心の核となる言葉へたどり着く

ということです。

回転

このように単なる他社の理念・ビジョンの

コピペでは満足ができない時は、自分の

言葉を探して下さい。

 

言葉が浮かんでこない時は、色や場面を

想像することからアプローチするプロセスも

覚えておくと便利です。