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〜1日3分、3ヶ月で1冊分の知識転移〜fjコンサルタンツ藤原毅芳
SNSが変わる
「そうか、SNSも変化の時期か」と
頭に言葉が出てきました。
そう、
SNSが再評価の時期に来ています。
そんな再評価時期に来ている、と感じた瞬間が
先日あったのです。
ビジネスは同じことが永遠に続くことは
ありません。
何かの変化、成長というプロセスを描いて
いきます。
今日はそんな内容を交えながらSNSの過去、現在、
未来を考えてみたいと思います。
今までのSNSの光と陰
SNSには大きなメリットがあり広く
普及しました。
欠かせないツール、
外せないコミュニケーションツール
に成長したことは否定できません。
ただ現在は個人情報の扱いなどに不信を
持つ人が出てきています。
すべてOKという状況ではなくなったのです。
マイナス面がクローズアップされる時
潜在的な不満が吹き出てきているようです。
SNSのメリット、デメリットを振り返って
みたいと思います。
SNSのメリット
SNSは便利なツールです。では、今は
SNSのどこにメリットを感じているのでしょうか?
それは「つながる容易さ」だと感じています。
過去の人脈が
・復活できる
こともメリットですし、新たに会った人とも
名刺交換なしで連絡を取ることも可能。
グループgroupをつくって運用することは
ビジネス面でも有効です。
まだSNSを活用したメリットは感じて
いる人も多いのは事実です。
楽で便利なツールで手離せないポジションだと
感じます。
SNSのマイナス点
最近顕著なのが「SNS疲れ」です。
SNSに費やす時間が減っています。
これはSNSを確認する時間が増え続け
ピークに到達してしまった人が一気に
冷めてしまった現象。
時間には限界があるということです。
楽しかったことも、時間を取られ続けると
最後には重荷になってしまいます。
重荷になってしまったら
・見るのが疲れる(頻度減少)
・見ていると疲れる(時間減少)
という道をたどることになるのです。
Google+が終了する
Googleが提供していたSNSの
【Google+】が2019年終了します。
Google+スタート時には大きな期待が
ありましたが結局のところ普及せず
終了を迎えることになりました。
こうした現象もSNS業界が次のステージへ
移り変わるタイミングを示唆させるものです。
応援する形へ変化しつつある
支援するプラットフォームの増加
支援型プラットフォームのサービスが
広がりつつあります。
SNSのようなつながりを目的とせず
個人を応援するためのサービスです。
厳密にはSNSではありませんが、
時代を象徴することなので支援型
プラットフォームの変遷をたどります。
VALU
2017年5月にスタートしてVALU。
このサービスは「フィンテックサービス」に
位置付けられているようですが、個人の活動を
仮想通貨で応援(投資)する仕組みです。
「正当な信用を評価する仕組み」と運営側は
発表しているので目的は、「真の信用度を
得られる評価の場」になります。
https://www.sbbit.jp/article/cont1/35950
スタート当初、人気になりましたが、投機的
側面で炎上してしまい話題から遠ざかりました。
それ自体は残念ですが、こうした仕組みは評価
されるべきと考えています。
さらに普及してもいいのではないかと思います。
Showroom
ストリーミングのジャンルで盛り上がって
いるのがShowroomです。
これはライブ配信をするためのプラットフォーム
ですが、視聴者はコメントだけでなくギフトを
贈ることができます。
ギフトには有料のギフトもあるのが特徴。
いわゆる「投げ銭」と呼ばれるアイテム。
ファンが金銭的に支援できる仕組みでも
あるわけです。
実際にはライブなどのリアルな場、イベントで
しかできなかったことをネットの空間で
実現したサービスといえるでしょう。
フィナンシェ
新しくリリースされたばかりですが
ドリーム シェアリング サービス「フィナンシェ」
https://financie.jp
というSNSも出てきました。
これは、夢を持つ人を支援するサービスで
ファンは応援する人のカードを購入して
支援します。
ファンの他に公認の投資家ヒューマン
キャピタリストもスタート時から揃えているのが
特徴です。
切り替わる原因は?
既存のSNSは「いいね」の数が多いほど
価値があるとみなされてきました。
これはブロードキャスト(放送・放映)の
力が高いという評価です。
メディアとしてSNSを考えているのです。
これ自体には間違いもなく正しいと言えます。
ただ数を競う形に陥っており、目立つ行為、
目立つ発言が出始め、信用性は優先されなく
なりました。
ここが現在問題になっているのです。
はっきり言えば、信用性の低い「つまらないコンテンツ」が
増えてしまっているのです。
SNSをコンテンツ、情報源として考えた場合、
信憑性に欠けたものが増えると魅力は半減します。
そのため、新しいSNSが参入する意味が出てきた
と考えています。
承認欲求を満たすだけの既存SNS
他にも既存SNSについては
「承認欲求を満たすだけの存在」
とバッサリ言われてもいます。
SNSで投稿する目的が他人のためではなく
自分本位、自分中心の人がいるのが原因です。
見ていて「楽しくない」と思うのは、投稿
している人が「どうだ!」感を出しているように
見えてしまうという心理的な要因もあります。
これ、投稿している人は、「どうだ!」という
意図がなくてもそのように見えてしまうので
課題です。
まとめ
今後は既存SNSと新規SNSの激しい競争が
予想できます。
SNSジャンル以外も競争相手になるので
異種格闘技戦に突入していくでしょう。
「いいね」の数が価値だ、と主張する既存SNS。
まったく違う側面から信用構築をする新規SNS。
価値観設定場所の違いが明確になりつつ
あるのです。
・既存のSNSが変化成長するのか
・新規SNSが地図を塗り替えるのか
のどちらに行くのか予想するだけで
今から楽しみです。