【fjconsultants365日Blog:3,796投稿目】
~1日3分、3ヶ月で1冊分の知識転移~経営コンサルタント藤原毅芳執筆

位置情報がおもしろい

スマホを持ち歩いているということは自分の居場所を
教えていることになります。
位置情報を送信していることになります。
地図アプリには自分の移動記録を表示させることも可能。
実際にその記録を見ると位置情報というデータを収集されて
いることを実感します。
ホントにプライバシーがない、と思うでしょう。

この位置情報。
企業にとっては宝の山です。
人がいつ、どこに移動しているのか。
どこに集まっているのか。
移動が活発化している時期もわかります。
将来予測まで可能。

位置情報を収集している企業はこれから価値が高まるはずです。

スマートフォン

位置情報を共有する?

位置情報は個人情報、プライバシーとしては秘匿性の高い情報と
考えられています。

どこにいるのかだれにも知られたくない、という気持ちは強いのでは
ないでしょうか。

しかし、そうでもない層が増えています。
というのも自分の位置情報を(限定)公開し共有しているからです。
そんなアプリがあるのです。

地図

ゼンリーZenlyというアプリ

位置情報を共有するアプリ「ゼンリーZenly」。
https://twitter.com/zenlyjp
フランスの企業が提供しています。(2017年に米国企業
Snapchatが買収)

使い方は、アプリを開くと自分の近くにいる友人が表示される
ということ。
それで連絡を取り合うきっかけになるのです。
休日などにわざわざ「どこにいる?」「ヒマ?」とメールする
のは負担が大きいので、このアプリだと気楽にわかるのがメリット。

そんな使い方なのでスマホに入っている連絡先の人が対象で
(プライベートモード)使われることが多い。

公開設定も可能にはなっています。
公開するときは時間設定(45分間)もできるのでユニークな使い方も
できるということです。

このアプリの対象は10代。
いわゆるティーンエージャーと呼ばれる層。
人気が出ているようです。

位置情報を友人に公開するのを気にならないのか、友人になるには
位置情報を公開しなければならないのか。
そんなところは確認したいところです。

位置情報の公開は時間がかかるが

こんなアプリが流行っているのを見ると、位置情報は
個人情報ではなくなる、と感じます。

どこで何をしているのか、はだれかに見られているのが
普通になるということ。
家族、友人、会社、などが常に見ることができる情報。
さらに進むと国や警察までもが個人の位置情報をチェックできる
ようになるのでしょう。

まとめ:公開性へと向かっている

私の持論ですが

『進化は公開性・透明性へ向かっている』

fujiwara takeyoshi

と考えています。
世の中の進化、社会の進化には方向性があるのです。
それが「公開性と透明性」。

生活も社会も、企業(経営)もすべて公開性、透明性へと
向かっている。

それ以外はないと考えています。
なので、方向性を決めるときには毎回

  • 公開性へ向かっているのか
  • 透明性へ向かっているのか

を確認しています。
そのような判断をするようにしています。
そうすれば方向性を見誤ることはありません。
経営の方向性も再確認してはいかがでしょうか。