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~1日3分、3ヶ月で1冊分の知識転移~経営コンサルタント藤原毅芳執筆
自分の名前を出して意見を言う人とそうでない人の差
最近、腑に落ちたこと。
それは自分の意見に責任を持つ人と無責任な人の差。
どこに差があるかということ。
というのも、仕事ではアドバイスをしながら行動しない人、
意見を言いなから行動では無責任な態度を取る人がいるから。
まわりにもそんな人がいませんか。
いい意見を言いながら、何もしない。
ズバッと指摘してくれるが動こうとはしない。
なぜなのでしょうか。
無責任な行動をする人の意見の言い方を責任ある人との違いをもとに
解説します。
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こんな言い方の違い
違いは明確です。
議事録をとるとわかります。
責任ある行動をもとに発言する人は自分の意見として発言。
「わたしはこう思う」と。
無責任な行動の人は
「、、、という意見もあるかと思います」
という感じ。
人から聞いた意見を代弁しているだけ。
最初から責任逃れしているように見えます。
もしくは自分が100%責任を取らない方向に持っていくようにも
感じます。
自分の意見に署名できるか
役員会や株主総会の議事録ではだれが何を発言したのか明記されます。
しかし、通常のミーティングではそこまで正確な議事録は取らない。
だから発言に幅が出てしまう。
無責任は意見が出てしまう要因です。
そこで
「その発言が記された議事録にあなたは署名できるのか」
と問うてみること。
発言自体に責任が取れるのか?
また発言したことが残るので後から整合性を追求されることもある。
それでもいいのか?と考えてもらうことです。
そんなところまで考えて発言しているのかを問うてみるのです。
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カメレオン発言を撲滅するには
ミーティングでは、その場の雰囲気や影響力のある人の発言に
なびく傾向にあります。
「わたしも同じ意見です」
「ちょうど同じようなことを考えていました」
といった口調でミーティングが進んでしまうのです。
変幻自在な意見であり、カメレオンのような発言。
頭の回転の速い人か何も考えていない人のどちらかであることが多い。
これを消滅させたい。
ミーティングではゼロにしたい。
どうすればいいのか。
よく行われる手法は、問いかけの後にだれも発言させずに一斉に
考えさせること。
意見をいったん書かせることです。
そうすれば、その後の発言は書いた意見を述べるだけ。
だれかに影響されることはありません。
ポストイットなどを渡して書いてもらうときに名前まで書いて
もらうと効果は大きい。
そうすればカメレオン意見は消滅します。
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まとめ
自分の名前を署名した意見(署名済意見)で発言できるかどうか。
そこに尽きると思います。
わたしの意見はこれだ、と言い切れること。
そんな訓練が必要です。
そこからミーティングも進化しますし創造的な意見が出てきます。
そうなれば企業活動が活発化することになるのです。