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~経営には優先順位がある~経営コンサルタント藤原毅芳執筆

そこまでやるのですか

「こうしてください」
「えっ?そこまで・・・やるのですか」
「?、そこまでやるのが、ふつうだと思いますが」

噛み合わない会話。
仕事の実力の差がある人が一緒なプロジェクトで仕事をすると
どうしても噛み合わない部分が出てきます。

しかも小さなところでズレていく。
この違い、どうすればいいのでしょうか。
どうすれば成長してくれて、ズレが解決するのでしょうか。

今回はそんな部分を考察してみたいと思います。

仕事の精度とは数値化できない

仕事には精度があります。
精度が高い、精度が低いと表現されており、数値化できる部分と
数値化できない部分に分かれます。

今回とりあげるのは数値化できない精度についてです。

先日も
「ここまで調べてください」
と伝えたところ
「(!?)・・・はい」
とビックリした反応がありました。

これは「そこまでやらなくても仕事として完結できる」と
思っている反応です。
「今までそんなことやったことがない」
「やらなくても結果は出てる」
といった反応もあります。

とはいっても、この仕事の精度が向上しなければその人の
実力は上昇しません。
成長が止まります。

なので数値化できない仕事の精度が重要なポイントになります。
そこに気がつけばその人の実力も飛躍するということ。
はずせないポイントですね。

段取りの精度

仕事は段取りと言われていますが段取りにも精度があることに
気がつきます。

人によって段取りする量がちがうからです。
段取り、準備をするときにどこまでできるのか。
そこに差が出ているのです。

リサーチ精度

たとえば人に会う前の段取り。
はじめてお会いする人だったら何を準備しておくのか。

今ではWEB上に情報が出ていることが多く、探すことに苦労はしません。
時間はかかりません。
しかし、人に会う段取りにはなぜか差が出ています。

カンタンに検索ができるからといって段取りの精度が上がって
いるとは思えません。
そこには相関関係がないと思います。

プロの技術を参考にします。
プロのインタビュアーは取材する前に相手の方を徹底的に調べています。
ウェブ上に出ている情報は全て読んでおくのは当たり前。
例えば、その方が書いているブログ、ソーシャルネットワーク、雑誌、
書籍、もしくはその方が出ている雑誌、メディアなどすべてを
調べているのです。
そこからプロとしてのレベルが発揮されるということです。

ということは、仕事の精度を上げる、段取りの精度を上げることは
このように事前に調べることができるものはすべて当たっておくことです。

パソコン

同じくことをしていても精度はあげていく

仕事というのは毎日同じような内容を続けています。
しかし同じ仕事をしていても精度は上げ続けること。

精度を上げることによって仕事の結果が上昇することももちろんですが、
お客様の反応が良くなったり、お客様の満足度が上がります。

成長の伸び悩みを感じている人は「精度」に着目して取り組んで
みてください。

まとめ

私が若い頃いつも参考にしていたのは様々なジャンル、分野の第一人者の
方がどのように仕事の精度を上げていったのかという点。

仕事の精度の上げる手法を集めていた時期もあります。
そうすることによって第一人者の方が何をどこまで時間をかけてやっていた
のかがわかったのです。

面白いのは様々なジャンルにまたがっているにもかかわらず第一人者の方が
仕事の精度を上げるやり方というのは似ていること。
ようするに仕事の精度を上げるにはショートカットできないと言うことです。

まずは段取りの精度から上げていきましょう。
そうすることによって目先の仕事の結果、反応がすぐに変わることに
気がつきます。
楽しくなるはずです。