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~経営には優先順位がある~経営コンサルタント藤原毅芳執筆
35年で4回
「ものづくり白書」の定点観測。
https://www.meti.go.jp/press/2019/06/20190611002/20190611002.html
その中で、ものづくり(製造業)は世の中の景気に大きく左右される
ことをあらためて実感。
景気に連動している業界と断言しても言い過ぎではない。
その景気動向を振り返ってみると気がつくことがあります。
それは、この35年間で不況(金融危機、バブル等)が4回あった
ということ。
定期的に発生しています。
8年間〜10年間に1回の割合で発生。
前回は2009年のリーマンショック。
それから10年が経ちました。
海外が引き金に
2018年から米中の対立が表面化しており、製造業は対応するために
方向転換を余儀なくされています。
中国で生産していた商品・部品を国内へ戻した企業の話しも耳に
届いています。
8月か9月頃からは米中対立だけではなく「日米対立」といった
ことが発生するだろうと予測されています。
米国が日本に対して思い切った関税をかけてくるという予測。
日米貿易摩擦が再発するということ。
そうなると日本の製造業には打撃。
その場合、影響が出てくるのは2020年度だと考えています。
他に引き金になるところ
ものづくり白書から話しは離れますが、海外で世界中を巻き込む不況の
引き金になると予想されていることのひとつに「ドイツ銀行」が
あります。
2015年から経営の立て直しをしていますが業績は悪化。
そのため人員削減にまで手を付けています。
「破綻」という言葉までメディアでは出てきています。
杞憂で終わればいいのですが懸念されることのひとつです。
このように今年は海外発生で日本に影響が出ると予想されている年。
臨機応変な対応が必要になる時期に来ています。
まとめ
ものづくり白書のことをとりあげるつもりが景気動向の話に
なってしまいました。
明日、ものづくり白書について取り上げます。
それにしてもマイナスな予測は当たらないほうがいいですが
予測なし、準備なしで対応するのもそれはそれで大変。
そうなると経営では常にプラス・マイナスの両極端を考えておく
必要があります。