【fjconsultants365日Blog:3,855投稿目】
~経営には優先順位がある~経営コンサルタント藤原毅芳執筆
この夏、使うお金が大幅な減少になる
とても気になった調査報告があります。
明治安田生命が行った「夏に関するアンケート調査」。
調査対象は1,100人程度。
その中で注目は「夏休みに使うお金」について。
今年の夏休みの予算をヒアリングする調査の結果が
出ていますが、想像以上にわるい・・・。(↓下記)
2006年からの調査結果が出ていますがワーストの数値。
2019年の夏休みに使うお金の金額は(20代〜50代全体)
・68,071円
で昨年2018年が
・83,814円
なので実に2割の減少。
金額にして▲15,743円。
特に注目なのは女性(20代〜50代)。
女性に限ってみれば3割の減少になっています。
金額は
・63,298円(2019年)←90,755円(2018年)
となっており▲27,457円(減少)。
約3万円の減少となっています。
夏の消費は覚悟しておかなければならないかも
夏の消費、特に女性向けの消費は2割、3割ダウンが当たり前に
なるかもしれません。
消費税アップが控えているので、駆け込みで購入する商品は
あるかもしれません。
そのため夏の娯楽費、レジャー代は控えるのでしょう。
家族で遊びに行くときも、価格重視で選択するようになるということ。
そうなると、今まで以上にお値打ち感を出さなければならない。
そんな競争となるでしょう。
2006年からの推移を見て感じますが、リーマンショック以降の
ときより数値がわるいことが気になります。
消費マインドが敏感に反応しているのがここからわかります。
消費はすべてわるくなるわけではないが
あくまでもアンケート調査なのでそのとおりに消費が動くわけでは
ありません。
しかし、部分的に大きな落ち込みが生じる業界が出てくると感じます。
売上が3割ダウン、半減したら、という想定が必要な時期に来ていると
思います。
まとめ
今年の夏休みは「自宅でゆっくり」派が増えそうです。
増税もありますが将来不安も年金問題で火が着いており
賞与も貯金にまわす率が高まっていることがわかります。
それにしても年金問題は賞与時期だったので最悪のタイミングだったと
感じます。
秋ぐらいになれば消費マインドがいかに下がったのかが判明するでしょう。
しかも7月の梅雨が続き、夏らしい天気になりません。
重なるときは重なるものです。
いかなるときも経営は対処しなければなりません。
想定が必要だと感じます。