【fjconsultants365日Blog:3,891投稿目】~経営コンサルタント藤原毅芳執筆
再生医療がスタートしている
新規分野として「再生医療」が注目を集めています。
まだ実用化までは時間がかかると予想されていますが、開発は
一気に進んでいるようです。
再生医療とは
「再生医療とは、幹細胞等を用いて、臓器や組織の欠損や機能障害・不全に対し、それらの臓器や組織を再生し、失われた人体機能の回復を目指す医療」
https://www.healios.co.jp/regenerative-medicine/
のことです。
臓器や組織が再生されるという夢のような医療なのです。
その中で注目されている技術が「バイオ3Dプリンター」です。
英語では3D bioprinting(3Dバイオプリンティング)と呼ばれています。
3Dバイオプリンティング(3D bioprinting)とは
バイオ3Dプリンターとは、インクジェットのプリンター技術を使って
インクのかわりに細胞を吐出し正確に細胞を並べていく技術。
プリンター技術を印刷から医療へと応用した形になります。
正確に細胞を並べることができるので可能性が広がっています。
日本では「リコー」がこの分野では引っ張っているようです。
川崎にある再生・細胞医療の集積拠点「ライフイノベーションセンター」に
リコーも入居し、研究を行っています。
このライフイノベーションセンターは神奈川県が運営。
現在、28企業が入居しています。
呼吸可能な肺をバイオプリンティングでつくった
米国のライス大学がバイオプリンティングによる
「呼吸が可能な肺」
の開発に成功しています。
上記動画に説明されています。
心臓の開発はすでに行われており、呼吸可能な肺まで開発に成功した
というのは大きな前進です。
まとめ
再生医療はまだスタートしたばかり。
開発は進んでいますが臨床、量産まではまだ時間がかかると
言われています。
しかし、こうした技術を望んでいる人も多く存在しているので
実用化が待たれるところです。
新技術の話を聞く度に思うのですが、こうした技術が実用化される
瞬間に立ち会ってみたい、ということ。
新しい技術によって進化する瞬間を見てみたいと感じます。