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~経営には優先順位がある~経営コンサルタント藤原毅芳執筆

成功・失敗にとわれる意味がわからない

自分の思い通りにモノゴトが進んでいる人の思考は
何が違うのだろうか?
ビジネスでは思い描いた展開が実現している人たち。
そこには秘密が隠されているのだろうか。
秘密などないかもしれない。
そんな疑問に感じることもあるのではないでしょうか。

「成功とか失敗とかよくわからない」
「成功とか失敗とか考えてないよ」
と言われる人たちこそ思い通りのビジネスを展開している。

今回は「思い通りに進む」視点を考えてみます。

sky

まわりを気にしすぎている

思い通りに進んでいる人ほど「まわりを気にしない」。
思い通りに進まない人ほど「まわりを気にしすぎる」。
そんな傾向があります。

まわりを気にしない、とは、まわりを無視することではありません。
まわりの評価を気にしすぎない、ということ。

ビジネスをしていると顧客の評価は正面で受け止める必要がありますが、
顧客以外の評価は適度でいいのです。
顧客以外の評価を気にしすぎることはかえってマイナス。

そういう意味では現在の世の中は情報過多。
自分の中に入れる情報を遮断する部分も必要だということです。

集中できていない

まわりを気にしすぎると、ビジネスに「集中できない」。
やはりビジネスは集中する期間が大切。
集中できる環境が求められるのです。

そのためにも、集中できない情報は遮断するほうがいい。
まわりを気にしすぎる人ほど、情報遮断を考えたほうがいいのです。

思い通りのビジネスを描く人は上手な情報遮断をしており、適度に
情報を取捨選択しています。

まわりを気にして集中できないのであれば環境変更を考えることです。

今の手法に不安、他の手法が良く見える

ただ集中して仕事をしていても不安が出てくることがあります。
「このままでいいのだろうか」
「このやりかたで正しいのだろうか」
そう、感じてしまうのです。

そんなときほど、隣の芝が青く見えて、
「他の手法のほうがいいのでは」
と感じてしまい、結局のところ今までやってきたこと、積み上げた
ことを捨ててしまう人が出てきます。

もったいない。
今まで積み上げたことを一気に捨ててしまうと、またゼロから
再スタートしなければなりません。

これではいつまで経ってもビジネスは完成しない。
不安を感じたとき、現在やっていることに根拠が見いだせるなら
不安を乗り越えて続ける方が確率が高いことを知っておいてほしいと
思います。

大木

成功の定義がひとつしかない

成功の定義をひとつに絞るとかえって成功しない。
成功のプロセスをひとつにしてしまうと逆に止まってしまう。
そんなことがあります。

思い描いたゴールに到達するプロセスもゴール地点も最初に
描いたときと変化するほうが当たり前。
ひとつに絞るほどしんどくなることがあるのです。

結果のとらえかた

ビジネスの過程で結果をどう判断するか。
結果に対してどのようにとらえるのか。
そこに悩むことがあります。

ビジネスの進捗は速く進むときと停滞するときがあるからです。
停滞するときに、マイナス方向で考えてしまう。
失敗ではないか、と失敗にフォーカスしてしまうのです。

単に現在のやり方がうまくいかないことがわかっただけで
次に戦略を繰り出すだけでいいのです。
ダメだということがわかったことがメリット。
それだけでいいのです。

まとめ

このように振り返ってみると思い通りに進む人ほど
「一喜一憂しない」
ことがわかります。

ビジネスは進めることしかありません。
いかなる状況でも進められる人だけが思い通りに実現しているだけです。
それがわかれば進捗スピードも上がるということです。