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~経営には優先順位がある~経営コンサルタント藤原毅芳執筆

消費税アップ

本日から消費税が10%になりました。
また延期されるかも、という予想は外れ、現実に8%から10%へと
上がったのです。

今後、10年間は消費税を上げないと首相は言っていますが
将来のことは誰もわかりません。

さて、消費税がアップした後に何が起こるのか。
経営としては何を準備しておくのか。
そんな点を考えてみたいと思います。

硬貨

上記写真:108円

下記写真:110円

硬貨

確実に減るだろうと予想されているところ

確実に減るだろうと予測されている点をいくつか
見ていきます。

お小遣い

理由があると減らされるもの。
特に家計の中で減らされやすいものが大人のお小遣い。
家計において消費税分がアップしたので、その分をどこかで
吸収しなければならない。

そこで焦点が当てられてしまうのがお小遣いなのです。
メディアでもサラリーマンのお小遣い調査という企画が
出てくるのではないでしょうか。
平均お小遣い額の推移という内容で取り上げられると思います。

2%分なので5千円〜1万円は減らされるということです。
大きいですね。

紙幣

飲食

上記で予想したように大人のお小遣いが5千円〜1万円減少
した場合、そのシワ寄せはどこにいくのでしょうか。

そう、いわゆる遊興費。
会食、会合、飲み会、打ち上げと呼ばれる外食が減ることに
なります。
月に1回から2回は最低減少するのではないでしょうか。
中には、数回の外食が減少する人も出てくると思います。

そうなると外食である飲食業は直で打撃を受けます。
勝ち組、負け組がはっきりするかもしれません。

もしくは、価格競争に陥るかもしれません。
安い価格を打ち出す企業が増えると思います。

ランチもワンコイン500円の価格からさらに下がることも
予想されます。
ファーストフード、牛丼などが安値合戦をするかもしれませんね。
300円を切る牛丼が再出現するのかもしれません。

ビール

モール店舗

小売は減少が避けられないと言われています。
一人当たりの購入金額が減少すると思います。
チラシや広告を打って、目玉商品をつくって来店客が確保できても
結局のところ売上は停滞か減少。
利益が出ず消耗戦を繰り広げることになると思います。
消費者は買い物しているときに「ガマンしよう」という
言葉を頭の中に繰り返す時期に入るからです。
その言葉を突破できる企画を打ち出す必要があるということです。

店舗

洋服

洋服類も伸び悩むでしょう。
もともと洋服は数が満たされている人が多く、洋服の数が
足りない人の方が少ない状況です。
家に置いている洋服をいかに捨てさせるか、減らすかが
アパレル業界のカギと言われているくらいです。
そんな中で、新しい洋服を購入するのは最低限の数だけに
なると思われます。
購入点数を減らすということです。
3着買うところを2着、2着買うところを1着だけにする人が
多くなるでしょう。

ちなみにガマンすることに慣れてしまうと恐ろしい将来が
待っています。
毎年の流行を追わなくても大丈夫だ、と気がつく人が増える
からです。
気がついた人は毎年の購入サイクルがなくなってしまいます。
毎年新しく洋服を買うという行為さえ忘れてしまうかもしれないのです。

洋服

まとめ

こうして消費税アップ後の予測をすると消耗してきます。
そのため、経営では大きな課題をクリアするために頭を使うしか
ありません。

新たな道は未知な領域が普通。
そこまでしなければならないのか、という領域なのかもしれません。
期待を持ちながら対処したいところです。