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~経営には優先順位がある~経営コンサルタント藤原毅芳執筆

台風一過

台風が過ぎ去り、暑く感じる日です。
こうした台風のときは気象情報が頼り。
正確な情報がほしいところです。

今回利用したWebサービスを取り上げてみます。

電車

活躍したWebサイト

下記Webが今回の台風で活用しました。
www.windy.com
台風の位置、風速、風向きが正確にわかるのです。
しかも無料。
電車内で使用している人が目に入りました。
独特の画面(配色)なのですぐにわかります。

どうして無料なのかその仕組を見ていきます。

このWebはチェコ共和国発のサービスです。
2014年からプロジェクトがスタートしています。
スタートしたときのプロジェクト説明動画はこちら↓

このときは、ドメインが「windyty」だったことと
最初から
「Windyty is strictly non-commercial project」
(Wnidytyは厳密な非営利プロジェクトです)
と基本方針が示されています。

このプロジェクトのきっかけは自分たちがほしい
気象情報サイトをつくったということみたいです。

windy

無料公開を基本としているのは最初から。
運営の人数は10人程度。

非営利でも、そこに関わる人や運営費は当然かかります。
その経費を寄付(donation)でまかなっています。

目標金額

寄付の目標金額が設定されておりその額は年間で
55万ドル(約6,000万円)
となっています。

windy

今年の目標は73%まで達成しているようです。

非営利サービス

現在、Web上のサービスはこうした非営利の方が
使いやすい場合があります。
(過剰なサービス内容がないため)

Wikipedia(ウィキペディア)も同様なしくみです。
www.wikipedia.org
ウィキペディアは定期的に寄付の案内が流れてきます。
このサービスがなくなると困るので定期的に寄付を
している人もいるでしょう。
わたしもその中のひとりです。

今回はWindy.comにお世話になったので寄付を行いました。
企業が行っている気象情報サイトは無料な部分と優良なところが
分かれています。
「これ以上のページは有料になります」
「有料会員になってください」、と通知が来ます。
ただ、気象情報はほとんど利用しない人にとって毎月課金は
ハードルが高い。

年に何回かしか利用しない場合、こうした非営利サービス
のほうがすんなり受け入れることができるのではないでしょうか。
使ったときだけ寄付をすればいいので、心理的負担が少なくて
すみます。

まとめ

非営利サービスを利用し、寄付をしたときに、その行為が
満足度が高いと感じます。

単なるサービスを購入する、という行為ではなく、寄付行為
なので自発的な意思がはたらいているからです。

別に寄付する必要も義務もありませんが、その価値を認めたり
その存在、継続を求めている場合は自分の判断で寄付をする
ことになるからです。

寄付行為も毎月習慣化、と考えており、あえてこうした
ところにも取り上げています。
お金が余ったら寄付をする、と考えていると、お金を余ったら
貯金をする、といった考え方と同じで、いつになっても
実行されることがないかもしれません。

そうであるならば、金額に関係なく毎月のイベントとして
行うこと。
毎月寄付の日を個人的に設定するのもひとつの方法です。

また価値あるモノを見出す力を養うためにも寄付行為を
することをおすすめします。