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~経営には優先順位がある~経営コンサルタント藤原毅芳執筆
生産性を上げる手法
生産性を上げるためにはどうしたらいいのか。
そう考える毎日です。
おそらく、生産性については避けられない状況に
なってくるだろうと予想しています。
最近も、
「日本の生産性が低いのは中小企業の割合が多いからだ」
という論も出てきており、
「そんなことを言われても・・・」
といった雰囲気にもなりそうです。
いかなる状況でも答えを見つけるのが経営の仕事ですから
何かのきっかけをつかみ、糸口を見つける必要があります。
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ハッカソン型
仕事の効率を上げる手法として注目しているのは
【ハッカソン】
です。
ハッカソンとは、ソフトウェア開発のプログラマーが集まって
集中的に作業をするイベントのことを指しています。
1日〜数日でソフトウェアを完成させます。
イベントなので審査して優勝を決めるときもあります。
IT企業では、社内でハッカソンを開催しているところもあります。
新商品、新サービスの開発を一気に行ってしまう形式です。
Facebookの「いいねボタン」は社内ハッカソンで開発された
と言われています。
締め切りだけでなく
通常の開発だと、締切を決めて進めていきますが、
同じ場所に開発者を集めることはありません。
ハッカソンだと、関係者を一気に集めて、仕上げて
しまいます。
場所も空間も共有しながら進めるのが特徴だと感じています。
1日で
人の集中力は持続しません。
ひとりで作業しているときは、特にそうです。
しかし、空間を共有しながら、複数人で取り組むと
集中力が持続しやすい。
しかし、1週間単位、1ヶ月単位で集中力が持続すること
あまりありません。
そのため、1日間だけという短期間で行うことに意味があると
感じています。
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0から1をつくるスピードを上げる
初速を上げられることがハッカソンの特徴。
ゼロから商品やサービスを生み出すときに、一気に立ち上げる
チカラがあります。
ゼロからイチに持っていことには障壁があります。
そのため、アイデアはあるが形にできないケースが出てきます。
それを防ぐためにも、関係者が一気に集まって仕事をすると
この壁を越えられるのです。
ハッカソンを応用する
このハッカソンの要素を仕事の中に応用することが
できます。
一気に人を集めて、1日だけ集中して仕事を進めてしまう
手法です。
1日で進めるだけ進める。
その次は、期間をあけて設定する。
そうすると月に数回は集中する時間が取れ、新規プロジェクト
が一気に進ませることが可能になるのです。
まとめ
エネルギーを集めないと進まない仕事があります。
そんなときにハッカソンは有効です。
生産性を考えるときも、ハッカソンで最高スピードを知ることが
できるので有益な情報が得られます。
最高スピードで継続することはありませんが、トップスピードを
元に生産性を上げるためのスピード設定は見えてきそうです。
仕事の進め方を増やす。
種類を増やしていく。
そんなことが生産性を上げることにつながると思います。