【fjconsultants365日Blog:4,000投稿目】
~経営には優先順位がある~経営コンサルタント藤原毅芳執筆
長期視点
経営をするときに問題が数多く押し寄せてきますが
ほとんどの場合が目の前の問題。
「問題が発生しました」
「ココで止まっています」
「クレームに近い指摘が入り・・・」
といった報告、問い合わせの内容は目の前で
発生した問題ばかりです。
視野という言葉を用いて表現すれば「短期的視野」と
なります。
短期的視野で経営を行えばいいのでしょうか。
成長するのでしょうか。
短期的視野で経営をすれば、現状維持が精一杯。
大きく成長することはありません。
とはいっても、目の前の課題は解消しておかなければ
ならないので終了させておくことは必須です。
その上で、短期的視野の逆である【長期的視野】を
どこまで実践できるのか。
それが成長につながる経営力だと感じます。
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it’s all about the long-term
長期視点の大切さを理解している経営者のひとりに
アマゾンの創業者がいます。
【It’s all about the long-term】
長期的視点がすべて(all)と言い切っています。
ここで長期的視点が「すべて」言い切っているのは、目指している
規模に到達するには成長が不可欠だからです。
成長は目の前の課題を解決しても到達せず、長期的視点で
課題を解決していくしかありません。
アマゾンという会社が当初株主配当をせず、設備投資を続けて
いるのはそのためです。
現在でも、長期的視点で投資し続けています。
日本でも倉庫を増やし続けているのは、長期的視点で
決断していることがわかります。
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10年間で到達することを考えてみる
短期的に成果を上げることばかり考えると自分自身が
疲弊してしまうことがあります。
そんなときは、長期的視点で考えてみることです。
特に「資金が不足」しているので「できない」という
考えになることを防げます。
ここで言う長期的視点とは10年先を考えるイメージ。
10年間を費やしてもいいと考えれば、
時間をかければできるかもしれない、と感じるようになり
「できない病」から脱することができます。
時間戦略のひとつとして「長期的視点」は有効なのです。
長期的視点で考えれば、少額予算であっても蓄積していけば、
最後には到達するようになります。
まとめ
今日でブログの投稿が4,000回になりました。
2011年1月からスタートしているので約9年間。
長かったイメージはなく、単なる日課となっているようです。
こうしてブログを書くためにインプットをすることが
仕事の根幹につながっており、長期的には当初の目的通りに
なりつつあります。
「全力の先にしか成長はない」
という言葉を実感しながら進むだけだと感じています。