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~経営には優先順位がある~経営コンサルタント藤原毅芳執筆
奥が深い
「全力を出し切る』って奥が深いと思う。
今もてるチカラをすべて出し切る。
もてるノウハウをすべて出し切る。
過去の経験をすべて出し切る。
歳を重ねるほど賢くなるはずですが、全力を出し切ることには
疎くなるようです。
なぜでしょう?
どうしてでしょうか?
それが歳をとったことだから、と言われると言い返せませんが
歳をとるから成長できない、ということは否定したいと
考えています。
40代、50代と年齢を重ねると成長する人が少なくなることに
危惧を抱いています。
そんなものだろうか。
それが本当だろうか。
その点を考えてみたいと思います。
何かある
全力を出し切らない。
出し惜しみをするには理由があるのです。
・すべて出すとなくなる
・なくなると不安になる
・ストックが尽きたときにどうすればいいのかわからない
・もったいない気分になる
・経験、ノウハウは貴重なものだから
といったこと、考えていませんか。
これ、当たっているようで正解ではありません。
時が流れ、普遍的なノウハウもあるのは事実ですが、
ノウハウや経験のほとんどが時間とともに陳腐化します。
去年のことが今年は通用しません。
それが時間。
だから、貴重だと思っているノウハウ、経験は自分だけが
貴重だと思っているだけ。
客観的に見たら、貴重なものではない。
さらにひどい言い方をすれば、
・活用されないものは単なるゴミ
と言い切る人もいる。
出し惜しみする人は
最近感じたことがあります。
出し惜しみする人は、無意識で出し惜しみしている。
なぜなら、
『過去に生きている』
から。
「むかし、がんばったんだけどな」
「わかってくれないよな」
と、つぶやく人がいました。
この状態、過去が最高であり今はそれ以下。
過去の栄光を理解してほしい、と過去にフォーカスしています。
現在、将来という視点で生きていない。
そう感じるのです。
まとめ
自らのチカラを伸ばすことにこだわるには理由があります。
それが、もっとも幸せを感じるからです。
達成感を味わえるからです。
結果が出ないときもあります。
収入が増えないときもあります。
評価されないときもあります。
すべて、時差が発生するからです。
しかし、成長はそのときにわかります。
成長した自分を理解でき、自信がつき、勇気がわき
将来へと展望が開けます。
だからこそ、全力なのです。
成長のために全力。
年齢を重ねても出し切る 。
出し惜しみしない。
そこがポイントです。
年齢に関係なく成長をする人を見ると毎回感じます。
「めんどう」とか「大変だ」といった感情が出たときに
「でもやってみるか、できるかぎり」
と思えるのか。
そこが分岐点です。