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~経営には優先順位がある~経営コンサルタント藤原毅芳執筆

前回大丈夫だったので

「前のリーマンショックのときは影響が少なかったので」
「さほど影響は出ないと思います」

と今回のコロナウイルスから発生するだろう不景気について
このように楽観的に考えている人がいます。
経営者の中にも存在しています。

これ、根拠がある話しなのでしょうか。
前回のときに影響が出なかったら今回も何もないのでしょうか。

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今まで健康だったので

たとえば健康の話しだったらどうでしょう?
「昨日まで健康だったので今後も大丈夫」
と言われたらいかがですか。
違和感を感じませんか?

最近まで元気だったのに急に病気が見つかるという事例は
まわりでも見たことがある人も多いはず。

過去の延長線上に未来はありますが、過去を根拠にして
未来は発生しません


未体験ゾーンが存在しているのです。
東日本大震災のときもそうでした。
1000年に一度の大震災。
だから、だれもが初体験。
記憶に残っている人もいませんでした。

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100年に一度のことなら

3代続いた、5代続いた、10代続いた、と表現される場合
3代なら3✕30年=90年
5代:5✕30年=150年
10代:10✕30年=300年

と計算します。

ということは、100年に一度しか発生しない事柄は
ほぼだれも知らない世界。
自分の3代後になるからです。
経験した人がまわりにいない状態なのです。

たとえば
1929年の世界大恐慌を体験した人が残っているとすると
91年前のことなので、100歳を軽く超えています。
ほぼまわりにいないので、警鐘を鳴らしてくれる人はいないのです。

過去を見て未来を想像する

警鐘を鳴らしてくれる人がいないので、
未来は想像するしかありません。

「未来を想像して創造する」のがリーダーの仕事と
いえます。

そのためにリーダーは存在しています。
経営者は頼られています。

未体験ゾーンで未知の領域を力強く進む。
そこがポイントだと感じます。

まとめ

10年に1度の未体験領域。
このために10年間がんばってきたのではないでしょうか。
リーダーが力を発揮するのはこうした未知の領域へ
突入したときです。

ここからが力を発揮する本番です。
2020年から未体験ゾーンに入り、2027年には急激な
転換をすると予想されています。

これからの10年間もまた楽しい時期なのです。
楽しむためにも、変化を受け入れる、自分自身も変化していく
のが理想です。
毎日を新鮮な一日にすることです。