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~経営には優先順位がある~経営コンサルタント藤原毅芳執筆
実態をつかむ
株価急落で経済は急変していますが実体経済は
・影響がある業界
・時差で影響が出る業界
・影響がない業界
に分かれます。
そのため市場の実態を速くつかむ能力が問われる時期に
きました。
実体経済とは、街ナカ景気です。
単純に消費者が何にお金をつかい、何を節約し始めたのか。
それにより、産業がどのように連動していくのか。
その相関関係です。
今回は街ナカ景気から予想できる範囲で考えてみたいと思います。
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新聞のベタ記事
最初に集中力を高めるのは情報収集。
新聞は隅々まで目を通す。
その中でもベタ記事と呼ばれる小さな記事が重要になることもあり
油断できません。
気になるポイントは
・ヒトが集まっている場所
・ヒトの動き
・ヒトの時間のつかい方
という視点で情報を集める。
集めた後は、その情報が正しいのか見に行く。
本当にヒトが集まっているのか。
集まっているのなら、
・年代は?
・性別は?
・何の目的で来ているのか?
を考えてみる。
出張をしていると飛行機、新幹線が半減しているのがわかります。
しかし、すべての動きが止まったわけではありません。
自動車での移動やドライブは半減まで減っておらず、休日でも
出かけているのがわかります。
混雑状況が変わらないエリアもあります。
花見の季節になれば、自動車で移動し、外の桜を見て回る。
それはいつも通りの感じになるのではないでしょうか。
ただ、夜桜を見ながら宴会花見は減るでしょう。
健康的に昼間に桜を見ながら散策、という形に落ち着くのでは
ないでしょうか。
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お金をかけず
お金をかけない方が美徳という風が吹くかもしれません。
「お金をつかわない美」を競う雰囲気が出てきそうです。
普段の会話も「お金つかわない自慢」が蔓延してくるでしょう。
この消費の減退は今に始まったわけではありません。
一定層は常に存在しています。
その割合が今後は増えていくのです。
まわりから「贅沢」と評価される消費もストップしていきます。
日本人は「まわりからどのように評価されるか」を気にするからです。
新型コロナウイルスが拡大しない理由のひとつに
「新型コロナウイルスに感染したら、まわりから言われる」
といったことを気にしているからだと考えています。
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まとめ
外なら安心、となれば散歩、ウォーキング、ジョギングが
再熱しそうです。
【健康的】というキーワードは有効なのかもしれません。
東日本大震災の後に、ジョギングが急増したのを思い出します。
ハイキングも増えるかもしれません。
・お金をかけず
・健康的
というキーワードで探すと人が集まるポイントが予想できます。
集客も今までの告知、広告では人は集まらないでしょう。
人が集まるキーワードをつかみながら集客活動をしたいところです。