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~経営には優先順位がある~経営コンサルタント藤原毅芳執筆
減りました
ゴールデンウィーク最終日。
まだお休みのところも多い中、営業会議が
行われた会社もありました。
その中で報告されていたのが
「このプロジェクトも停止」
「この仕事は中止」
「ここは削減になりました」
といった内容が続いたのです。
ある程度、予想はしていた内容ですが
想像以上の加速度で進行していたのが実情です。
このときに会議やミーティングでリーダーは
何をすべきなのでしょうか。
今回はその内容を考えてみたいと思います。
現状報告の次が大切
こうしたミーティングは現状報告で終始して
しまいます。
・こうなってしまっている
・こんなに大変
・ここも減り始めている
といった内容が続き、ため息で終わってしまう。
そうなると次へつながりません。
現在は「命を守る」ために外出自粛などに取り組んで
いますが企業にとって命を守るとは経営継続を
現状に合わせて行うことです。
在宅勤務しか選択肢がないのであればその中で
事業継続をするしかないのです。
そのためにミーティングでは「次のアクション」に
つなげることが優先です。
次に何をするのか、その内容を決めながら、
『取り組んでみたい』という理解まで到達させる
のがベストです。
報告だけでは終わらない
そうなると、ミーティングというのは
単なる報告の場ではありません。
情報共有の場だけではありません。
今後につなげるミーティングにする必要があります。
受注が減ったら?
受注が減ったら?
仕事が減ったら?
↓
「仕方ないよな」
「コロナだし」
「リーマン以上だから」
といった思考回路になっていませんか。
そのような考えの人がスタッフにいませんか。
このような考えは「発言からは見えない」部分。
質問しても
「そんなことは考えていませんよ」
と反論されるだけ。
だからこそ、リーダーが見えない声をつかみながら
ミーティングを進めなければ効果の薄い内容に
なってしまいます。
リーダーの方は
ミーティングの意味を変える
必要があるのです。
時間配分の見直し
見直すポイントはミーティングの時間配分。
会議時間の中で【報告】部分は半分以下にしたい。
それ以上の時間を割くと、次のアクションを
話し合う時間が取れません。
事前に報告部分を提出してもらい、ミーティングでは
読み上げるのではなく、一斉に黙って読み込むという
手法もあります。
読み込んだ後に質問だけ受け付ける。
なければ、すぐに次のアクションについて議題を
移行させる。
そうすれば時間短縮になり、会議の生産性も上がります。
まとめ
ミーティングの内容を一気に変える時期なのかも
しれません。
進行役、司会、ファシリテーターの担当替えを
するのもひとつの方法です。
ミーティングの出席メンバーが増えると
意識が変わることもあり有効な手段。
まずはミーティングを変えることから
スタートさせるのが有効だと思います。