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~経営には優先順位がある~経営コンサルタント藤原毅芳執筆

資金繰りで時間を稼ぎ

5月6月で経営については資金繰りが落ち着くのでは
ないでしょうか。

新たな資金調達をすることで経営の時間が稼げます
時間的余裕ができます。

この時間的余裕を使って次へと繋げる段階に
経営のフェーズは移っていきます。

経営では急に売上が減少することは、頻繁に発生
しませんが避けることはできません。

たとえば、下記の要因で急減します。

急減要因

・顧客の経営不振連鎖
・競合他社増加による影響
・新規参入企業による影響
・他社新商品による影響
・自然災害

経営コンサルタントの仕事をしていると常に
売上急減の相談が来ます。

今回の新型コロナウイルスによる影響も小さな
ものではなく、今後も大きな売上減が
発生していくのを感じます。

失礼な言い方かもしれませんが、本番は2021年以降では
ないでしょうか。

そんな気がしています。

減少した分を補い損益分岐点を超える

売上が減ったらどうするのか。
売上を戻すために新たな売上が必要です。

もちろんカットできるコストは削減し損益分岐点を
下げておくのは言うまでもありません。

損益分岐点は「Break-even point」と訳され、利益額と
かかる経費がプラスマイナスゼロになるポイントです。

この損益分岐点をめぐる攻防が経営継続のカギに
なります。

新たな売上で挽回できるのか。
新たな売上で利益まで確保できるのか。
そこにかかっています。

新たな売上をつくるには

即効性のある売上をつくるときに優先する
部分があります。

できれば粗利の高いビジネスを選択することです。
薄利多売は必要な利益を確保するのに時間がかかる。
そのため優先順位は低くなります。

では、何をすればいいのか。
できるのであれば『サービス』で稼ぐことです。

商品を仕入れて売るのではなく、商品をつくって売る
のではなく、スタッフに動いてもらって売上をつくる。

そこから考えると挽回まで時間も短く、すぐに損益
分岐点を超えていきます。

追加のコストもかからず、高粗利の売上だけが
増えていくので挽回しやすいのです。

まとめ

新たなサービスを構築するとき、現在の仕事内容に
関連するところからはじめてください。

まったく違う業種、業界へ進出するのはできれば
避けたいところです。

業界を完全に移動してしまうとノウハウや業界の
知識がなくビジネスを構築するのに時間がかかります。
即効性に疑問符がつきます。
イチかバチかのギャンプルにもなりかねません。

確実性の高いところで利益を確保するのが優先です。