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~経営には優先順位がある~経営コンサルタント藤原毅芳執筆
セル イン メイ
株投資の世界では5月は
【セル イン メイ:Sell in May】
と呼ばれています。
具体的な意味は
例年11月から4月にかけて強い株式市場で
成長するという理論(ハロウィンインジケーター)
に基づく株式投資戦略。
5月に株式を売却現金化、秋から再び投資する。
https://en.wikipedia.org/wiki/Sell_in_May
という内容。
6月以降は下降局面を迎えるケースが多いということ。
今年はどうでしょうか。
今年もセルインメイは通用すると予測されています。
早ければ今週から下げ相場になり2番底へ向かう。
そんな予想が出ています。
しかし、さらに大きな底は年末12月に待っているのでは
ないでしょうか。
11月から状況変化がある
帝国データバンクのデータとありますが、
倒産危険企業数をグラフ化したものです。
ポイントとは
・8月
・11月
です。
8月と11月に危険企業数が急増すると予測して
いるのです。
根拠は資金繰りが続かないタイミングが8月と
11月にあるとしています。
現在、政府が企業支援・援助をしているので、もう少し
タイミングが先にずれるのではないかと思って
います。
決算発表
3月度の決算発表が最近続いています。
決して芳しい内容ではありません。
今週もこの決算発表は続くので影響があると
思われます。
5月28日には労働力調査発表で失業率が公開され
ます。
これも材料のひとつと言われています。
予想より失業率が高い場合は株価にも影響が
出るでしょう。
7割経済
日経新聞では『7割経済』というキーワードを
使い始めています。
『さまざまな分野で「7割経済」を強いられる企業は、経済のニューノーマル(新常態)への適応力も問われる』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO59558480V20C20A5EA2000/
この感覚には同感です。
緊急事態宣言解除後も需要は戻らず、戻ったとしても
今までの7割程度ではないか、と予測しているのです。
まとめ
7割経済ということは3割減が続くという解釈に
なります。
3割減が続くのを前提にしなければならない企業・業界も
出てきているのです。
2割減でも経営は厳しい状態になります。
3割減が前提になるのであれば、ビジネスを組み直す
必要も出てきます。
大幅な原価構造見直し、ムダの排除、そして
大胆なビジネスモデル変更が求められます。