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足元の景気はわるくない

来年2019年を占うために現状を最初に

振り返っておきます。

 

今月に入り、忘年会の季節になりましたが

忘年会の日程が例年よりはやくなっている

ことに気がついてますでしょうか。

 

通常ですと12月中旬がピークになるのですが

今年(2018年)は12月初旬から忘年会が

ラッシュなのです。

 

また2018年冬の賞与データを見ても

増加しているのがわかります。

 

失業率は2018年9月が2.3%まで下がって

おり今後は給与が上がるのではないかと

言われています。

 

この部分だけを見れば景気はわるくない

という判断になります。

業界ごとに見てみると

では詳細に業界ごとに見ていくと

足元の動向はどうなるでしょう。

 

最近出張していて気がつくことは

書店の閉店です。

 

都心でも六本木の青山ブックセンター

が閉店しました。

(跡地に日販の子会社が新業態書店文喫

オープンしています)

 

これも業界再編時期に来ており、小型

書店(店舗)が淘汰されてリアル店舗は

大型店に集約されていくことになります。

 

小売店は通販業界が伸びていくかわりに

小型店舗が淘汰される流れは変わりそうに

ありません。

 

特に過去と今と同じことをしている小型

店舗はその傾向が強く、売上げは減少し

続けています。

経営も変化している

経営についても振り返ります。

経営は今年2018年は大きく変化し

ました。

 

働き方改革が制定され残業規制が

意識され始めた年になったのです。

 

残業に制限が設けられることに

なるので今までの仕事の仕方では

将来経営ができなくなる会社も

数多く出てくるでしょう。

 

働いているスタッフ、社員の方も

残業について意識し始めています。

 

この部分は来年になればなるほど

あぶり出されてきます。

 

経営的な対応が必須となっており

対応できない企業は致命的な結果に

なることも予想されています。

 

現状においても社員の大量離脱が

発生している会社もあり早急な

対応が不可欠です。

 

ちなみに制度や規則だけ変更しても

解決しないのがこの問題のやっかいな

ところです。

 

経営の価値観まで変えるという深さが

必要になるので役職者の中には退場して

いく人も多くなるのではないでしょうか。

 

ようするに世代ギャップが大きくズレ

はじめているということです。

価値観が変わる時期がこれから来る

そうなると今後数年かけて価値観の転換が

発生すると予測できます。

 

価値観というのは、人それぞれ根幹に

持っている大切な部分です。

 

これが世代ごとに異なっており、企業では

同じ場所で働いていると大きなギャップと

なるのです。

 

企業経営の価値観は、どの年代に合わせて

いくかということになりますが、20代、

30代の方の価値観の方がだんだんと社内で

多くなっているのは事実です。

 

そのため経営の価値観が変化しつつある

ということになります。

 

将来、継続的に企業が存続するには、どこか

のタイミングで新しい価値観へと移行しなけれ

ばなりません。

 

移行するタイミングが少しずつ迫っている

のを感じます。

 

こうした価値観移行は数年がかりで行われる

ものです。

 

2019年は経営者は感覚を研ぎ澄まして社内の価値観を

感じ取る必要があると感じます。