fjコンサルタンツ 経営情報Blog

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拡大市場が一瞬のうちに蒸発した

【fjconsultants365日Blog:4,167投稿目】
~経営には優先順位がある~経営コンサルタント藤原毅芳執筆

前回と同じくらいなら

前回のリーマン・ショックのときは
これくらい売上が下がったので今回も・・・

と言っているのを見ることが最近でもありますが
疑問です。
今後は大丈夫なのか、と心配になります。

前回のリーマン・ショックと今回は違います。
前回の経験則は何の役にも立ちません。

経験としてはリーマン・ショックと乗り切ったという
過去があるだけです。

成功体験(過去)は忘れることだ

というコトバがありますが、そのとおりだと
感じます。

もう少し詳しく解説すると、リーマン・ショックを
乗り越えられたから今回の新型コロナウイルスが
乗り越えられる根拠にはならないということ。

ただそれだけです。
現実は予想通りにならないどころか、冷酷な事実を
もって迫ってくることもあるのです。

経験以上を考えないのか

リーマン・ショック時に売上が3割減少した
企業があったとします。

今回も3割減は行くだろうと予想するのは正しいですが
3割減で終わるのかはわかりません

経験で考えるのは、ある意味部分的であり
今後の全体を総括できないからです。

下記グラフをご覧ください。↓

国際旅客輸送

国際旅客輸送の距離をグラフ化したものです。
右肩上がりでグローバルな移動が増加していたのが
わかります。

航空機市場もこれから数十年はマーケット拡大する
と言われていました。

そのため、国際便増加、航空機増加と勢いが
あった分野です。

このグラフを見ると今回の落ち込み幅は一目瞭然です。
過去に落ち込みがあった
・米国同時テロ:2001年
・SARS:2003年
・リーマンショック:2008年

の下げ幅が小さく見えます

過去の経験なんて何も意味がないくらいに打撃を
受けているのがわかります。
『信じられない』状況なのです。

対岸の火事ではなく

航空業界を見て、どう感じるのか。
『大変だなあ』と対岸の火事として見るのか、
自分たちの業界も同じようなことが発生すると思うのか。

トヨタ自動車はリーマンショック時と比較して
手元資金を2倍以上積み立ててきましたが今回の
新型コロナウイルスによって金融機関から1兆円の
調達を発表しています。(融資枠の設定)

なぜでしょうか?
今回は前回と違う、と認識している証拠なのでは
ないでしょうか。
(一説には自動車ローンの破綻を懸念しているようです)

念には念を入れる。
そんな行動に見えてきます。

経済損失はどこまで

世界中の経済成長率を見たとき、リーマンショックの
時は0.1%減少でした。

今回の新型コロナウイルスでは、マイナス3%になる
可能性があるそうです。
実に500兆円の損失

日本の経済活動が1年間分そのまま蒸発したような規模です。

コロナ融資は不良債権の山に…? 現役行員が明かす「驚くべき内部事情」(小野 一起)
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/72884

まとめ

今回は予測を正確にすればするほど、ケタ違いの
大きさになっていきます。

すべてがフリーズするというのは、経済に与える
影響が巨大だというのがわかります。

とはいっても、目の前のビジネスでやることは
原則に忠実に、しかもフットワーク軽く進めるだけです。

緊急事態宣言解除後に感じるのは、集中力の低下
これは今後の業績に直結するので集中力を高めて
仕事をするペースに戻さなければ、と最近感じています。

藤原毅芳写真
この投稿記事を書いたのは経営コンサルタント  藤原毅芳 fujiwara takeyoshi (fjconsultants)
1971年生まれ 鎌倉市在住 fjコンサルタンツ代表 一般社団法人暮らし振興支援機構理事 単著8冊、監修1冊、海外翻訳出版1冊、講師として宣伝会議の『マーケターのためのPDCA実践講座』などで継続的高評価を受けている。2021年大手都市銀行シンクタンクの法人会員限定雑誌に『売れる仕組み〜マーケティングの基本』を執筆。『この世に残るべき企業を支援する』を軸とした考えで経営の現場で課題をスピード解決し企業を発展させている。経営セミナー松本考動倶楽部は2014年から登壇し講義80回を超え、2020年からオンライン経営勉強会マナビィーズとしてリスタート。0円コースもあります https://manaby.biz/muryo/