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~経営には優先順位がある~経営コンサルタント藤原毅芳執筆
単なる値引きより
「これから先、単なる価格競争に巻き込まれたくない。
どこかの会社が値引きをしていくたびに、追随しな
ければならないので。」
消耗戦になってしまいます。
考えてみればわかりますが低価格競争戦略はそんなに
多くの場面で採用しません。
シェアを一気に取りに行く時だけといっても言い過ぎ
ではないでしょう。
これを得意としている企業もあります。
現在PayPayで一気に市場のシェアを取りに行っている
ソフトバンクグループです。
戦略はシンプルで、無料もしくは低価格で一気に
ユーザを増やし、他社を市場から追い出して行きます。
PayPayの競合であった「Origami」がメルカリに買収
され業界の淘汰が進んでいます。
このように市場を席巻する、シェア取りに行く時だけは
低価格戦略が有効です。
それ以外は決して採用すべき選択ではありません。
ではどのような価格戦略が選択できるのでしょうか。
その点について考えていきたいと思います。
サブスク
サブスクリプション定額制と言う考え方があります。
このブログでも何回か取り上げています。
サブスクリプションとは サブスクリプションとは ・月額定額制 のサービスの総称です。 音楽にはじまり、さまざまな分野で 広がっています。 毎月定額を支払っていればサービスを 継続できたり無制限で使用できる 内容です。 サブスクリプションの顧客層は?…
今後の流れとしては単独でサブスクを行うのではなく
同業他社と連携してサービスを展開するという流れも
増えていきます。
売上が減少する中で増やすために同業と連携する。
そんな流れが発生するでしょう。
たとえば、
同じエリアにある店舗、どこでも使えるサブスクを
一緒になって展開したり。
コーヒーショップが連携してサブスクをするのは
どうでしょうか。
毎月定額で、1日1杯コーヒーが飲める。
しかもどのコーヒーショップでも使える。
そんな定額制サブスク展開が広がると予想しています。
料金管理に関してもシンプルにできるようになりました。
今までは印刷したチケットを提供していたと思いますが、
スマホでサブスクチケット発行することが可能なので
参入障壁を低くなっています。
思いつくだけで様々な業界で取り組める内容だと
思ってます。
まとめ
他社のお客様の私のお客様、私のお客様も他社のお客様。
業界で市場を活性化する。
新しい顧客創造を他社連携で広げていく。
そんな動きが今後は加速しそうです。
特に、サービス業等で不況の影響が大きい業界ほど
連携していくのではないでしょうか。
そんなときにこのサブスク(サブスクリプション)は
有効な手段のひとつです。
検討する価値があると感じます。