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~経営には優先順位がある~経営コンサルタント藤原毅芳執筆

第91回:72登壇目

7年間以上継続している長野県松本市の勉強会。
https://www.facebook.com/groups/450009911687829/
登壇は6年前から毎月行っていました。(今回72登壇目)

しかし、新型コロナウイルスの影響で4月から
6月まで休止。
3ヶ月間休んでいました。

7月からようやく復活です。

リカレント教育

働き始めてからの学び、社会人教育、リカレント教育に
関してはまだまだ未成熟な分野だと考えています。

日本では、仕事をするようになってからの学びに対する
投資額は多くありません。
少ないのです。

なぜならば、一旦就職してしまうと雇用が守られている
ため自分自身の能力を成長させる事に着目する必要性が
少ないからだと考えています。

仕事の実力がない状態、結果を出せない状態だと雇用さ
れない国では、自分自身の投資を続ける必要性に迫られ
ています。

ただ今後は変わっていくでしょう。
仕事の能力を開花させたり、成長させることへの投資は
お金を貯金するより価値があります。

稼ぐスキル、稼ぐ能力を持ってる方が、お金持ってること
より価値が高い
のです。

稼ぐスキル、稼ぐ能力の価値を知っている人の談話を
読んだことがあります。
お金の価値はなくなることがある。稼ぐスキルは
なくならない

と。

そこに真実があります。
本質が問われる時代へと突入しているのを感じます。

オンラインの学び場が増えていくとどうなるのか

ビジネス研修の業界が今オンラインに移行しつつあります。
この現象を見て感じることがあります。

それは大学受験予備校の業界に似てきたなと思うのです。
予備校は全国各地に講師を作りそこに講師を配属させて
いました。

最盛期には全国に多数の講師がいたのです。
しかし現在はどうでしょうか。
衛星を使って人気講師の授業をオンタイムで全国の教室に
届けています。
講師の数は激減したのです。

ビジネス研修の業界もオンラインに移行していく部分に
関しては最初、講師が乱立し最終的には人気講師だけが
残るのではないでしょうか。

新しくできたマーケットにおいて参入障壁が低い場合は、
新しい会社が乱立するという現象
が発生します。

思い出されるのは自転車からバイクに移行した時期に
日本にバイクメーカーが最初に200社まで増えた事実です。

現在は4社(ヤマハ、ホンダ、カワサキ、スズキ)に集約
されています。
50分の1になったのです。

他にもウェブ通販サイトを振り返るとわかるのではない
でしょうか。

現在大多数の人が利用する通販サイトは数個に限られて
います。
アマゾン、楽天、ZOZOTOWN、モノタロウといったサイト
がシェアを占めているのです。

新規マーケットは拡大を続けながら、新規参入が
乱立し、最終的には数社に集約されていく
のです。

オンラインに参入するなら考えること

ビジネスのオンライン化やウェブ化に関していつも
考えることがあります。

それはオンラインに参入すると競争激化にさらされると
いうことです。

ビジネスの行動を考えるとわかりますが、ビジネスは
お客様から選ばれるかどうかにかかっています。

なのでオンラインに参入する前にいかにお客様に選ばれる
か、を考えてから参入することです。

商品やサービスもしくはコンテンツがカギになります

あくまでもオンラインやウェブというのは、届ける道具に
過ぎません。

焦って参入してもお客様から支持される保証はどこにも
ないのです。

まとめ

コンテンツがカギになるというのは、飲食業界で
たとえると、「美味しい、美味しくない」と同じです。

コンテンツが「美味しいレベル」に達していることが
最優先されるのです。

そのために、オンラインという道具を整備しながら
コンテンツを「美味しい」と感じていただけるように
するのがビジネス構築になります。

その点が抜け落ちているようにするのが経営の優先
順位です。