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~経営には優先順位がある~経営コンサルタント藤原毅芳執筆
ジャパンアズナンバーワンを振り返る
日本が世界一だった時代があります。
今では信じられないですがそんな時がありました。
なぜその当時日本はナンバーワンだったのでしょうか。
そんな日本を分析した書籍があります。
「ジャパンアズナンバーワン」(1984年出版)です。
この書籍ジャパンアズナンバーワンに書かれてあった
日本人が当時優秀であった理由の1つに、
【読書の習慣】
がありました。
「日本の高い経済成長の基盤となったのは、
日本人の学習への意欲と、読書習慣である」
(『ジャパン・アズ・ナンバーワン』より)
と書かれてあります。
企業のランキングにおいてもワールドランキングの
10位以内に日本企業は複数ランキングしていたのです。
(現在は30位台に1社のみ:トヨタ自動車)
その要因の1つが日本人の優秀性であり
その根拠になるのが読書習慣だったのです。
それが今ではどうでしょう。
読書しなくても仕事ができる、といった風潮まで出て
いるのではないでしょうか。
もしくは社会人になってから、働き始めたら読書習慣
を失ってしまうほど仕事に没頭せざるを得ない環境に
あるのかもしれません。
仕事のしすぎです。
今後はそんな忙しさから変わるかもしれません。
今がチャンス
働き方改革でスタートし、新型コロナウィルスによって
仕事の量が減ってきています。
今こそ読書習慣を身に付けるチャンスなのかもしれません。
ちなみに読書する人しない人では40代以降に年収の差が
大きく開きます。
この紛れもない事実を知らないのは人生の損失です。
40代以降の年収の差は100万円単位でちがってくるの
です。
40代以降、定年までの20年間あまりの年収の差は
累計で数千万円単位で違いが出る計算です。
そこに立ち戻るような環境づくりが今後の課題の
ひとつだと感じます。
まとめ
何事も結果には根拠がありますが、日本が30年以上
前に世界ナンバーワンだったのにも理由があったのです。
現在の結果にも理由があります。
生産性については世界ランキングで20位以降であり
先進国の範疇ではありません。
働き出してからの自己投資や企業が社員に投資する
研修費用についても他の国と比較して大きく遅れて
います。
個人的な感覚値ですが、自己投資額とリターンの
関係は、投資額の5倍以上のリターンが得られると
考えています。
最低ラインで5倍のリターンです。
シミュレーションしてみます。
月に1,500円の書籍を10冊読破していくと月間で
15,000円の投資。
年間では18万円の投資になります。
これを20代から20年間継続すると投資額は360万円。
リターンが5倍とすると、360万円×5倍→1,800万円。
40代以降の収入累計が1,800万円増額する想定です。
1年あたりの年収は90万円増額することになります。
月給に換算すると毎月75,000円増となります。
これを大きいと感じるのか、小さいと感じるのかは
人それぞれですが、実際のリターンは5倍以上になる
と思われます。
というのも、読書習慣がある人が貴重な存在になり
つつあるからです。
希少性がさらに出るでしょう。
こうしたシミュレーションを数値をもとにすることで
行動がスタートできる人もいると思います。
一度、収入金額をもとにシミュレーションしてみて
ください。