【fjconsultants365日Blog:4,223投稿目】経営コンサルタント藤原毅芳執筆
ヒッチハイク
高速道路のサービスエリア、パーキングエリアでヒッチハイクしている人を見かけない、と感じました。
旅行が少なくなったので当たり前ですが、今まであったものがなくなると、なんとなく違った風景に見えます。
ソーシャルディスタンスを確保する前提になると、知らない他人をクルマに乗せるヒッチハイクは復活しないでしょう。そういえば、こんなサービスを思い出しました。
https://notteco.jp/
自家用車の長距離ドライブにおいて、相乗りによる負担軽減を目的として、車を出すドライバーと、それに相乗りしたい同乗者をマッチングするウェブサイト(略)ドライバーは運行にかかったガソリン代や高速代の実費を同乗者と割り勘で収受することができる。同乗者はドライバーとの交渉次第で、公共交通機関よりも安く移動できたり、乗降場所や時間を柔軟に変更してもらえる等のメリットがある。
(https://ja.m.wikipedia.org/wiki/Nottecoより)
こうしたサービスも斬新で広がる気配でしたが、一気に止まっているのではないでしょうか。期待の大きなジャンルだったのでここで停止する
のは機会喪失。流れが変わってしまうかもしれません。
旅行は・・・・
旅行は
【トラベルはトラブル】
と言われ、偶然的、突発的なことが発生するからこそ記憶に残ります。またそれが旅の醍醐味でもあるのかもしれません。
偶然
偶然の出会いは人生を変えることもあります。人生の選択は意外に偶然から発生しているのが振り返るとわかります。こんな理論があるのです。
計画的偶発性理論
【計画的偶発性理論】というキャリア論があります。
これは、
スタンフォード大学のジョン・D・クランボルツ教授らが提案したキャリア論に関する考え方。
個人のキャリアの8割は予想しない偶発的なことによって決定される。その偶然を計画的に設計し、自分のキャリアを良いものにしていこうという考え方。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A8%88%E7%94%BB%E7%9A%84%E5%81%B6%E7%99%BA%E6%80%A7%E7%90%86%E8%AB%96
という内容で、結果的に振り返るとキャリアのターニングポイントは偶発的なことから発生しているとあります。
これを仕事に置き換えても同じようなことが言えるのではないでしょうか。
仕事の成功者にインタビューをすれば、
「運が良かった」
「助けてもらった」
「出会うべき人に出会えた」
などと偶然に起こったことから成功が開けたと
振り返る人がいるからです。
この偶発的な内容を計画的なものにするのが計画的偶発性理論。
偶発的なことが発生しやすい人の特徴は
- 好奇心
- 持続性
- 柔軟性
- 楽観性
- 冒険心
の5つ。
意識すれば誰にでも可能な領域です。
特に現在は閉鎖的環境に置かれています。
仕事の幅も狭まっていくのが普通なので、いかに
計画的偶発性を組んでいくかがカギになりそうです。
まとめ
「頼まれごとは試されごと」
と言われて久しいですが、仕事において未経験の仕事を頼まれたとき前向きに取り組む人ほど偶発性を生みやすい。
そこには、未経験なことに対して『好奇心』があり、未経験な仕事内容だが『楽観性』で取り組む姿勢があるのです。また、自分の担当ではない仕事の依頼においても『柔軟性』を持って対応できる。取り組みはじめたら『持続性』を保つのが理想なのです。
こうした偶発性を計画的に発生させる因子をひとつずつ身につけるには有益な内容。1週間にひとつずつ習慣化させていくのも方法だと感じます。