【fjconsultants365日Blog:4,286投稿目】
~経営には優先順位がある~fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆

ニ極化する

経済の株価予測はニ極化しています。
「実態経済が良くなって株価も上昇
している」
という説と、
「今後株価は大きく暴落してくれる
ではないか」という説の2つです。

同時に2つの意見が出ていたので今
後の予測はどちらにも転ぶ可能性が
あるのです。

意見が割れる、予測が2手に分かれ
ていく、そんな状況が10月11月と
続くでしょう。
特に10月の1ヵ月間はこのような情
報に翻弄されそうです。

景気拡大期

ひとつの説は「日本の景気が拡大
している」から株価が好調だ、と
説明しています。

家計消費のデータが伸びているの
で最悪期は過ぎている。
景気交代はすでに終わっている。
日本経済は景気回復期に入っている、
と言っています。

個人的には、裏付けのデータが弱い
のと株価が実体経済と乖離している
と考えているので、この説はすんな
り受け入れる感じにはなりません。

米株高はバブル

もうひとつの論調は米国株価につい
てですが、バブルだと断言していま
す。
日本の株価は米国株価と連動してい
ますので関連する内容だと考えてい
ます。

現在の株価は企業業績と連動してい
ません。
お金の量によって株価が形成されて
います。

米国はひとりあたり1200ドル、日本
はひとりあたり10万円の給付金を配
りました。
この給付金の一部が株式市場に流れ
ています。

いわゆる初心者が株式市場に流れ込
んだ状態。
この記事では「イナゴ投資家」と呼
んでいます。

株式市場は初心者が大量に流れ込ん
で来たらバブルの終焉を迎えると言
われており、今回もその場面が訪れ
るだろうという予測です。

根拠となる内容を見るとこちらの方
がすんなりと受け入れることができ
ます。

まとめ

株価は米国も日本も上昇基調です。
これは続きます。
11月3日の大統領選挙までは続くで
あろうと言われています。

しかし、その後はわかりません。
12月もしくは2021年1月になったら
局面は反転するかもしれません。

その気配が出てきました。
乱高下する株式市場に素人は手を出
すなと戒める格言があります。

今のうちに一時的撤退をしておくの
もひとつの方法でしょう。
休むも相場なり」です。