【fjconsultants365日Blog:4,297投稿目】
~経営には優先順位がある~fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆

代謝

代謝がよい、といえば身体(生命)のこと。

具体的に、代謝とは合成や化学反応を指しています。
合成や化学反応をまとめた総称となります。
エネルギーが入る、エネルギーが出ていくことが前提となっています。

その代謝のひとつが「新陳代謝」。
意味は
・古いものが新しいものに切り替わっていくこと
です。

身体のことで言えば、
・細胞が新しくなる
・骨が新しくなる
・内臓が新しくなる

などがあります。

頭髪や爪などは定期的にカットしているので実感できるでしょう。

これが自然の摂理ならば世の中の原則が隠されていると考えます。

自然の摂理から考える

経営の判断を考えるとき、ふと自然の摂理に帰ることがあります。

たとえば、身体の新陳代謝の周期を見ると
・肌:1ヶ月〜2ヶ月程度(年齢による)
・血液:4ヶ月程度
・骨:5ヶ月程度

で細胞が更新されています。

これが細胞の更新速度です。
この更新速度を見てわかることは3ヶ月〜6ヶ月で更新されていること。

細胞レベルで見れば身体は1年間に2回〜4回程度更新している。

これを企業に当てはめればどうなるのでしょうか。

更新速度

着目は更新速度です。
更新される頻度と考えればわかりやすいでしょう。

たとえば
・組織の更新頻度
・チームの更新頻度
・商品の更新頻度
・顧客の更新頻度

は考えやすい点です。

組織やチームの更新頻度は頻繁に行うことが少ない。
しかし、まったく代謝がない状態が続くと病気になる。
マンネリであり、飽きから発生するモチベーション低下。

これがひとりでも人が入ってくると病気が改善する。
劇的に良くなることもあります。

1年に1回〜2回の更新があるのがベストだと導けます。

商品・サービスの更新

商品・サービスの更新頻度も同じように考えます。
既存の商品・サービスであれば半年に1度はリニューアルさせる。

商品自体の変化はなくても見せ方、見え方を変えてみる。
これも更新の一種です。

継続的に購入いただいているのであれば、見せ方、見え方の変化は新鮮に感じます。

新しい商品になったと感じるのです。
WEBサービスは頻繁にデザインや使い方、ボタン位置などを変えてきます。

使い慣れた操作性も一気に切り替えてしまいます。
これも新陳代謝による新規性の実感を目的としているのでしょう。

使い慣れた操作を切り替えられるとユーザーは混乱を起こしますが、新しい操作へのチャレンジは脳が活性化され、新しいものを手に入れたという達成感も生み出すのです。

まとめ

新陳代謝は単に入れ替えることではない。
そう感じます。

更新頻度、更新速度という形で考えれば上書きするイメージが持てます。
総入れ替えのイメージがつきまといますが、総入れ替えだけで考えると失敗する可能性も高くなります。

徐々に更新する。
部分的に更新する。
それだけでも意味が出てきますし、結果につながります。
頻度は3ヶ月に1度、6ヶ月に1度を考えていけばいいのではないでしょうか。

会社の骨格となる部分は6ヶ月に1度更新する。
細かい部分は3ヶ月に1度更新する。
それを基本と考えておけば定期的な慣習となるでしょう。
定期的に行えば、1年後、2年後には総入れ替えしたことと同じ状態になるのです。

一気に総入れ替えする方法もありますが、他の手法もできるようにしておくと経営の選択肢が広がります。