【fjconsultants365日Blog:4,299投稿目】fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆

学ぶ時期

学びを求める時期があります。
景気が昇り傾向にあるときは「学び」を求める人の割合は減少。
学びより、経験が重要視される傾向にあります。
学びより、楽しいという感覚が選択される傾向にあるのです。

これもひとつの空気感が支配しているからです。
まわりが「楽しい」を追求しているときに「学び」を選択するには勇気がいります。

日本は「空気を読む」文化が強いので同調圧力を感じやすい。
雰囲気を読む力が強いがために、雰囲気に流されやすい人の割合が多いと感じています。

最近は、「学びを求める」傾向が強くなりました。
伏線が春ぐらいから引かれていたのです。

変わりつつある


コロナ禍でホームステイになったとき、読書をする人が増えました。
書籍が売れたのです。
これ、ここ数年の間では発生しなかった現象です。

書籍が売れ出すと「学び」を求める人もその後増えていきます。

次の段階で、資格を受験しよう、語学を勉強しよう、セミナーを受講しよう、と思い始める人が出てくるのです。

現在は流れが徐々に変わりつつある状態。
季節の変わる状況と似ています。

先日もファミリーレストランで打ち合わせをしていたときに聞こえてきた会話が

「無謀とチャレンジは違う」

でした。
一緒に打ち合わせをしていた人が気がつきました。

おそらく先輩後輩の関係であろうスーツ姿の20代が会話をしていたのです。
意識高い系の先輩のほうが雄弁に語っていました。

レストランや喫茶店で仕事の話をしていることが目に入ってくる時がありますが、景気が良い時は金融や投資の話、FXや仮想通貨の話がされていました。

最近はそういった話も少なくなり、もう少し真面目に学び直すのを意識し始めているのだと思います。

無謀とは

無謀とチャレンジと言う会話が聞こえていたので、無謀とは、チャレンジとは、について少し考えてみたいと思います。

無謀とはビジネスにおいて、向かうべき相手、向かうべき市場を過小評価していることです。
そのため予想外の失敗をしてしまったり、予想外のリスクにであったりするわけです。

向かうべき市場が大きいから無謀なわけではありません。
その点を勘違いしている人がいるかもしれません。
小が大を制することもあります。
否定できないのです。

しかし可能性を見いだすのを最初にするべきでしょう。
可能性を見つけられないままに進めるのは当然ながらやめたほうがいいということです。

チャレンジとは

チャレンジとはリスクを想定に行き損失の金額を確定できる場合にチャレンジと言うのではないでしょうか。

そこには仮にうまくいった場合、失敗した場合、どちらにしても選択肢を用意できます。

仮に失敗しても6ヶ月後1年後2年後に撤退する基準を設けておけば痛みを確定することが可能です。
痛みを確定できればそのリスクを背負いながら進むことができるのでこれをチャレンジと定義できます。

まとめ

無謀とチャレンジは明確に分けるのが普通ですが、外から見ているとどちらも同じに見えます。

頑張ってる姿には変わりありません。
しかし裏側に流れているものは全く違うので混同しないようにしたいところです。

ビジネスあくまでも頑張ってる姿を評価されるのが最終目的ではないので見誤らないようにしたいところです。