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労働力調査からわかる変化

【fjconsultants365日Blog:4,348投稿目】
~経営には優先順位がある~fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆

10月度結果

定点観測している『労働力調査』。
最近は取り上げておりませんでしたが、2020年10月度分が発表されたので確認しておきます。

傾向がおおよそ安定してきたので流れがつかめると感じます。

正規と非正規

正規社員と非正規社員の数はどのように推移しているのか。
双方ともコロナ禍で減っているのではないか、と予想している人もいるでしょう。

しかし、結果は違います。
下記をご覧ください。

労働力調査202010
https://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/tsuki/pdf/gaiyou.pdf

上記↑
左側が『正規の職員・従業員数の推移』
右側が『非正規の職員・従業員の推移』
となっています。

正規社員は前年対比で増加しています。
5ヶ月連続増加。
今のところ前年対比で減っておりません。

非正規社員は真逆。
大幅な減少
前年比で2020年10月度は85万人減
8ヶ月連続の減少となります。

減らされるのは『雇い止め』になる非正規社員からとなっているのがわかります。

失業率

↓下記表は就業率(左)と完全失業者数(右)と完全失業率(右)になります。

失業率もコロナ禍がスタートしてから右肩上がり。
3.1%まで上昇してきました。

今後はどうなるのか。
予想すると、現在は雇用調整金で失業を防いでいるので、雇用調整金頼みになっている現実があります。

これを社内失業と呼んでおり、実質的な失業者と見なしているケースもあります。
となると、まだ完全失業率は上がっていくのではないでしょうか。

労働力調査202010
https://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/tsuki/pdf/gaiyou.pdf

産業別

産業別に就業者数の推移が出ています。↓
2020年10月度は、産業によって差が出ています。

たとえば、前年対比で
・建設業:増加
・製造業:増加
・卸売業・小売業:増加

・宿泊業・飲食サービス業:減少
となっています

労働力調査202010
https://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/tsuki/pdf/gaiyou.pdf

この前年対比の増加が10月だけなのか、継続するのかは今後確認が必要なところです。

まとめ

労働力調査については来年2021年の動きが気になります。
これ以上悪化するのか、または若干でも良くなるのか。
労働環境を見ると、良くなる要因は少なく見通しは明るくありません。
今後も定点観測していきます。

藤原毅芳写真
この投稿記事を書いたのは経営コンサルタント  藤原毅芳 fujiwara takeyoshi (fjconsultants)
1971年生まれ 鎌倉市在住 fjコンサルタンツ代表 一般社団法人暮らし振興支援機構理事 単著8冊、監修1冊、海外翻訳出版1冊、講師として宣伝会議の『マーケターのためのPDCA実践講座』などで継続的高評価を受けている。2021年大手都市銀行シンクタンクの法人会員限定雑誌に『売れる仕組み〜マーケティングの基本』を執筆。『この世に残るべき企業を支援する』を軸とした考えで経営の現場で課題をスピード解決し企業を発展させている。公式Webサイトhttps://www.fujiwaratakeyoshi.jp/