【fjconsultants365日Blog:4,356投稿目】
~経営には優先順位がある~fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆
限界を決めてしまう
リーダーがメンバーの限界を決めないこと。
これが組織の無限の成長を生む。
しかし、リーダーはチームメンバーの成長は嬉しいと思いながらも、どこかの地点で制限をかけるものです。
限界を決めてしまうのです。
なぜでしょうか。
恐怖感
ひとつには、『ひょっとして、言うことを聞いてくれなくなるのではないか』と感じているのでしょう。
過去は、素直に指示したことを行動に移していたのに、成長するにつれて
『それは違うと思います』
『意味ないと思います』
『おかしくないですか』
と反論するようになってしまうかもしれない。
それが一種の恐怖なのです。
もし反論されると言い返せない、何も言えなくなるのが困るのです。
おもしろくない
もうひとつ、感情的な面で『(成長が)おもしろくない』のです。
ときには実績も抜かされてしまうことがあります。
これは経済環境に左右されるので時代の波に乗ると過去の2倍程度まで実績が出てしまいます。
そうなるとリーダーは肩身が狭くなります。
過去の栄冠が消滅してしまうからです。
それを想像すると、自分の実績を超えない程度で限界を押しつけてしまうのです。
本人の自覚なしで行動や言動に出ることがあり、なかなか表に出てこない現象。
やっかいです。
こんなことが
実際に発生していたケースは
・いきなり支援しなくなる
・能力がないと言い出す
・やっぱりダメだと言い続ける
・過去のマイナス点を何度も振り返る
といったことが行われていたようです。
最近はストレスをため込んでいるリーダーが多いのか、このような当たり方をする事例が増えました。
まとめ
限界を決めてストッパーをするリーダーに対してどうすればいいのか。
これは極めて明快な答えがあります。
本人がいま輝ける存在になること。
それだけです。
それができなければリーダーから落ちていくのが自然現象です。
過去の実績を頼りにしていても何もはじまりません。
『結構活躍していたはずなのに(若手はわかってくれない)』
と過去にすがる姿は見ていてカッコいいものではありません。
いま輝ける存在になるために努力を惜しまない姿が人を惹きつけます。
スタッフの方が自分の実績を超えても、尊敬される存在であれば言ったことはやってくれるものです。
反論されたりするのであれば、まだ足りないものがあるだけです。
それを補うために毎日時間を投資するだけ。
その積み重ねです。
そこに自分の感情を投入する必要はありません。
やり続ける姿、成長し続ける姿を見て否定できる人はいないはずです。
リーダーはまわりが決めます。
リーダーはまわりが認めます。
この原則は変えようがありません。