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~経営には優先順位がある~fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆

入社して7年目、8年目の方は要注意かもしれない。
現在29歳、30歳前後の方々のことです。
今後のことです。
今後が過渡期に突入するのです。

なぜか。
それは、景気の波が順調だったときに社会人になり、その後も何もなかった。
場合によっては仕事も順調だったのです。

コロナ禍になるまで、何をやってもうまくいく。
壁にぶつかったことがないのです。
スランプを感じたこともない可能性があるのです。

今後どうする

上昇基調のビジネス環境で仕事を経験した年代がもう一つありました。
バブル時の1980年代に20代を過ごした人たちです。
現在は50代。

20代の頃の思い出話し(自慢話)ばかりする50代を見たことはないでしょうか。
古き良き時代です。

ただ、バブル時代に20代を過ごしてしまった世代は現在どうなっているのでしょうか。
大量新卒入社した時代なので、現在は余剰人員となっているケースがあります。

希望退職者を募る企業も希望退職の対象年齢を45歳以上とか50歳以上と指定しており、明らかに狙われています。
企業が求める人財像が現在は変化しており、そこに追随できていないのが原因です。

結果論

20代にどのような経済状況だったのか。
それは運です。
選ぶことはできません。

景気が上昇基調だと、挫折もなく成長することもありますが、努力は限定的になってしまう。
強烈な意識が芽生えることは少ないのです。

その一方で、下降気味な景気状態だと『自分がやらなければならない』『自分がなんとかしなければ』という当事者意識が芽生えやすい。
そのため仕事の勉強をする人が増える傾向にあります。

短期的には楽しい20代が良いとは思いますが、長期的には順調に歩んだ20代が良いとは言い切れないのが現実です。

まとめ

どうして成長は止まるのだろうか。
何歳であっても成長する人は成長します。
しかし、若くても成長が止まる人もいます。

Windows95が普及してからパソコンを使いこなせない人はビジネス界の価値が半減しました。
経験が抹消された事象です。

現在でもデジタルツールは進化しており使うことが前提です。
使わない人は撤退させられるだけ。

他にも新しい仕事を異動によりすることになったときも、新しい仕事内容をプロとしてこなせるように努力するのも普通のはず。

でも、実践しない人もします。
問題が発生しても解決能力が低くプロとしての存在を問われています。

経済状況が芳しくないときほど実力が露呈する。
今は、その時期に来ています。
反面教師になるような事例も出てきており問題の深さを感じます。

予期してこなかった。
準備してこなかった。
コツコツと実力を磨いてこなかった。
そんな想いになっているのかもしれません。

イザというときに実力が発揮できるのがプロの世界だと再認識しています。