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~経営には優先順位がある~fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆
家計調査報告
統計データ『家計調査報告』の2021年1月分が発表されています。
2020年10月から12月の3ヶ月の流れと2021年1月の実績は異なります。
流れがまた変わってしまった様子がわかるデータになっていました。
下記をご覧ください。
点線の消費支出3ヶ月後方移動平均のグラフ推移を見ればわかりますが、5月が底でそこから上昇。
2020年12月まで上昇が続いていました。
この流れで景気が戻ってくるような期待感があったのも事実。
年末年始の商戦は、期待できると確信していた人もいたのではないでしょうか。
それが、2021年1月に入り緊急事態宣言。
正月から経済活動がストップ。
人の動きも止まりました。
全国的な傾向です。
今回のグラフは、その結果を数値で表現した形になります。
参考
参考資料の中に興味深い資料があったので取り上げておきます。
2人以上世帯の構成比です。
下記をご覧ください。
勤労世帯が53%、個人営業などの世帯が12%です。
残りの35%が無職世帯。
2人以上世帯の中で1/3が無職世帯なのです。
上記図をご覧ください。
無職世帯が最下部に記されています。
1990年の頃は全体の15%未満。
ということは、30年後の2020年は30%超。
実に2倍に増えています。
これが高齢化社会の実態でしょう。
勤労世帯の中で23%は60歳以上の世帯ということは、全体の12%は、『60歳以上・2人以上世帯・勤労世帯』となります。
ということは、無職世帯35%は今後増加するのが予測できます。
2人以上世帯のうち半数が無職世帯になるのも近いと感じます。
まとめ
家計調査のデータを見ながら結局のところ、高齢化の現実が見えてきたように感じます。
おそらく年齢に関係なく働き続ける社会が到来するでしょう。
そうしなければ社会維持ができないと思うのです。
その前提で自分のキャリアを考えておかなければならない。
超長期の視点が求められています。