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~経営には優先順位がある~fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆

日本は減っている

2020年の速報値(厚生労働省)が出ています。
1年間の死亡数が減少しました。
約1万人の減少です。

それまでは、毎年2万人ずつ増加していました。
高齢化社会のため増加するのは当たり前とされていたのです。
それが、減少。
結局のところ、3万人程度の死亡数が減少したと解釈されています。

2020年1年間死亡数(速報値):前年比 9,373人(0.7%)減

具体的な数値は
・1,393,917人
から
・1,384,544人
へ9,373人減少しています。(下記参照)

人口動態統計速報
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/s2021/01.html

こちらも減少

日本は2020年において「超過死亡なし(減少)」となりました。
超過死亡とは

超過死亡率(英:excess mortality rate)とは、
特定の母集団の死亡率(死亡者の数)が一時的に増加し、本来想定される死亡率(期待値)の取りうる値(信頼区間)を超過した割合のことである。
「死亡率の変動」(英:Mortality displacement)とも言う。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B6%85%E9%81%8E%E6%AD%BB%E4%BA%A1%E7%8E%87

と定義されています。
いわゆる、感染症だけでなく他の疾患も含めた死亡数が増減したのかを表す指標。
これが増加していなかったのです。

9割は

日本において新型コロナ死亡数の90%は高齢者で、集団感染は高齢者施設が最も多い。
その事実もようやく報道されはじめています。
こうした事実をもとに報道の軸を構成してほしいと感じる人も増えてきました。

何を注意するのか。
どこに力点を置くのか。
データをもとに施策を考え解決へと導きたいところです。

まとめ

データを理解し、感覚を養うのは選択眼を培うためには必要な部分。
耳に入ってくる内容だけを頼りにするのは偏りが発生する可能性があります。

こうしたデータを直接見ることで眼を養う。
判断できるようになりたいところです。

今後、こうした統計データをもとに発言しているのか、感覚で主張しているのかが問われるでしょう。
まわりの人も判断できてしまうからです。
問われるポイントなので発言には気をつかうことになるでしょう。