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日本でもspacが広がるのか

【10年超:fjconsultants365日Blog:4,468投稿目】
~経営には優先順位がある~fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆

spac

上場企業とは株式を証券取引所に公開している企業のこと。
日本では3,800〜3,900社程度の企業が上場しています。

証券取引所は国内に4ヶ所。
・東京証券取引所(東証)
・名古屋証券取引所(名証)
・福岡証券取引所(福証)
・札幌証券取引所(札証)
の4つ。

上場会社のことを海外では『パブリックカンパニー』や『リステッドカンパニー』と呼んでいます。
パブリックカンパニーと言われるとわかりやすいです。
非上場会社は、プライベートカンパニーとなります。

上場するには『上場基準』が厳格にあり、審査があります。
上場審査の準備(支援)をしたことがありますので、その厳格さは身を持って理解しています。

しかし、現在は新たな上場の仕組みができあがりそうです。
米国では、SPAC(特別買収目的会社)という空箱会社の上場が認められています。
そのspacが日本でも認められるようなのです。

SPAC(特別買収目的会社)とは
『スタートアップ企業の買収を目的とした会社で特定の事業を持っていない企業』
のことです。
空箱企業とも呼ばれています。

メリット

spacのメリットは、買収されるスタートアップ企業にとっては上場審査が速く終わること。
投資家や株主にとってはリターンが期待できますが、あくまでも裏口上場なのでリスクが高い。
正規な手続きで上場できるかどうかわからないスタートアップ企業まで上場できてしまう可能性があるからです。

バブル

spacが日本でも認められるようになったら、バブル末期だ、という意見も出ていました。
裏口上場までして資金を集める手法は、『行き過ぎている』と判断しているのです。
健全な上場審査からすれば、『まともではない』と感じているのです。

この感覚が正しいと思います。
実は、裏口上場は以前から行われていました。

上場会社の中で債務超過に陥りそうな企業を買収し、その会社に別の事業(会社)を買い取らせる。
そうすれば、上場会社の新規事業として成立する。
まともに上場審査をしても、審査合格するか不明瞭なビジネスでは上記のようなスキームで上場させようとしたケースを見たことがあります。
結局のところ途中で頓挫しましたが、現在ならOKになるのではないでしょうか。

まとめ

空箱企業を上場させるというアイデアは素晴らしいと思いますが、まともだとは感じません。
マネーゲームのように感じます。
おそらく日本でもSPAC企業の上場が認められるのでしょう。
その後、どうなるのか確認したいところです。

藤原毅芳写真
この投稿記事を書いたのは経営コンサルタント  藤原毅芳 fujiwara takeyoshi (fjconsultants)
1971年生まれ 鎌倉市在住 fjコンサルタンツ代表 一般社団法人暮らし振興支援機構理事 単著8冊、監修1冊、海外翻訳出版1冊、講師として宣伝会議の『マーケターのためのPDCA実践講座』などで継続的高評価を受けている。2021年大手都市銀行シンクタンクの法人会員限定雑誌に『売れる仕組み〜マーケティングの基本』を執筆。『この世に残るべき企業を支援する』を軸とした考えで経営の現場で課題をスピード解決し企業を発展させている。