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オリジナルで勝負し最後は全商品に展開する

fjconsultants Blog:4,494投稿目 fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆

独自開発のCPU

iPhoneのメーカーApple社は、独自のCPUを2020年から販売しています。
名称は『M1』。
https://www.apple.com/jp/newsroom/2020/11/apple-unleashes-m1/
最初は、ノートパソコンに搭載してきました。

この独自CPUは、もともとiPhoneに搭載されていたapple独自のチップセット。
それを、ノートパソコンに流用した形です。
この流れは自然な形です。

高性能過ぎる

このアップル独自のCPUは性能が高く

「省電力シリコンとしては世界最速のCPUコア」
「ワット当たりのCPU性能は世界最高」

https://ja.wikipedia.org/wiki/Apple_M1

と謳っています。

実際にM1搭載のmacbook airを使っていますが、以前使っていたmacbookではフリーズする場面でも余裕で作動します。
オンラインの講義で、Zoom+mmhmm+keynote(アニメーション)を同時に稼働させています。
以前のIntel搭載のmacbookでは、熱暴走→フリーズすることがありました。

(参考:macbookスペック↓注:スペックは低くないPCです。ファンレスが問題だったかもしれません。 )

  • 第7世代の1.4GHzデュアルコアIntel Core i7プロセッサ(Turbo Boost使用時最大3.6GHz)
  • 16GB 1,866MHz LPDDR3メモリ
  • Intel HD Graphics 615


リアルタイムの講義で何度かフリーズ(ストップ)してしまったことがあるのです。
それが消滅しました。
このM1搭載のmacbook airでは一度も発生していません。
CPUの稼働率を確認すると半分も使っておらず余裕を感じさせます。
安心してオンライン講義ができるのです。

高性能商品1つ開発すればいい

他社を圧倒する商品(部品)1つを開発できれば優位性が確保できます。
しかも、その商品(部品)を自社の他商品に展開可能です。
そうすれば、段々とコストが下がります。
開発費が吸収され、展開した商品では利益率が大きくなるのです。

2021年にはタブレット(iPad)にもこのM1を搭載してきました。
タブレットにそのような高性能のCPUが必要なのか。
そんな疑問も持たれています。

コストリーダーのポジション確保戦略

しかし経営戦略としてはこのM1を全商品に展開していくはず。
そうすれば原価が低減され高性能商品でありながらコストリーダーのポジションを確保できるからです。
他社の価格競争に追随する余裕ができるのです。

タブレットに高性能なCPUはオーバースペックかもしれません。
しかし、オーバースペックでユーザーの不満は一切出てきません。
価格が前の商品と同じ程度であれば問題は発生しないはずです。

まとめ

この開発と製品展開プロセスはSONYのPlayStationで考えられた戦略と同じだと解釈しています。
PlayStationは実現できなかった内容がAppleで実現しようとしていると考えています。

開発思想、製品展開、経営戦略の流れとしては参考なるフレームワークです。
商品や部品開発だけでなく、優位性のあるサービスでも展開が可能です。
応用の幅が広がる戦略なので押さえておきたい内容です。