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プロセスマイニングで見えない領域も改善へ

fjconsultants Blog:4,501投稿目 fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆

プロセスマイニングとは

業務改善、業務の自動化が注目されています。
それだけ業務方法の変化がなかった領域。
改善の余地が残されている分野でもあります。
その中で、プロセスマイニングという言葉があります。

プロセスマイニングとは
業務プロセスの処理パターンをイベントログデータの蓄積により可視化し、改善ポイントを具体的に特定することで業務効率化を支援する手法です。

https://home.kpmg/jp/ja/home/insights/2019/05/what-is-process-mining.html

イベントログとは、パソコンなどの操作記録、動作記録のことです。
業務で使われているパソコンなどの機械の操作・動作についてかしかし改善する手法です。

機械のムダ取りで機会を創る

振り返ってみれば業務で使われるパソコンは効率をさほど求められていませんでした。
比較するとわかりやすいでしょう。

たとえば、製造業の工場で使われている製造機械は稼働率を問われます。
何時間稼働させたのか、製造量はどの程度なのか、可視化されています。
製造機械は止める時間を減らし(段取り時間削減)、就業時間内の実質稼働時間を上げていきます。

それが業務と呼ばれる仕事、事務仕事のパソコンは製造業の機械のような稼働率は今まで求められていませんでした。
ブラックボックスなのです。
特にパソコンはタイピングが速ければ、稼働率が高いように見えます。
しかし効率が良いのかは実際わからないのです。

それをイベントログをもとに可視化させてしまうのがプロセスマイニングになります。

パソコン

プロセスマイニングの効果

イベントログからわかることがあります。
社内で同じような処理を別の人で行っている。
複数の人が同じ処理・作業をしていることがあります。
たとえば、見積書・請求書作成は各部署で行われていることがあります。
これを一つに取りまとめて1箇所で行うえば効率が上がります。

他にも、今まで見えていなかった書類の流れが可視化されます。
書類作成、書類処理の流れで滞留している地点が見えてくるのです。
どこで書類が止まっているのか、これを見えるようにするのがプロセスマイニングです。

まとめ

このように考えると、プロセスマイニングはデジタル領域の稼働率アップです。
物理的な書類だけでなくデジタル書類の流れも追うことができるのが特徴です。
考え方としては、製造業の改善活動と同じ。
ムダ取りでありムラをなくす、滞留をなくす、リードタイムを減らす、2度手間をなくすといったノウハウです。

これをパソコンの中の領域まで改善領域を増やすことがプロセスマイニングになるのです。
見えないところ、見えなかった部分はまだ改善の余地があるのがわかります。
改善の余地が利益の源泉。
プロセスマイニングも今後は主流になると感じます。

藤原毅芳写真
この投稿記事を書いたのは経営コンサルタント  藤原毅芳 fujiwara takeyoshi (fjconsultants)
1971年生まれ 鎌倉市在住 fjコンサルタンツ代表 一般社団法人暮らし振興支援機構理事 単著8冊、監修1冊、海外翻訳出版1冊、講師として宣伝会議の『マーケターのためのPDCA実践講座』などで継続的高評価を受けている。2021年大手都市銀行シンクタンクの法人会員限定雑誌に『売れる仕組み〜マーケティングの基本』を執筆。『この世に残るべき企業を支援する』を軸とした考えで経営の現場で課題をスピード解決し企業を発展させている。経営セミナー松本考動倶楽部は2014年から登壇し講義80回を超え、2020年からオンライン経営勉強会マナビィーズとしてリスタート。0円コースもあります https://manaby.biz/muryo/