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~経営には優先順位がある~fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆

コピー用紙

本格的なデジタル化が進んでいるデータが出てきました。
オフィスの印刷用紙の消費量が一気に下がっているのです。

製紙会社の生産量が下がっていると報道されています。
コピー機で使用されるオフィス用印刷用紙の消費量が下がったことが要因とあります。

在宅勤務が増え、自宅にもプリンターを備えた人が増えたと思います。
大学生もリモートで授業を受けるために大学がプリンターを供給した事例もあります。
企業もプリンター代として20,000円程度、一時支給している事例も見受けられます。

『製紙5社が営業減益・赤字』

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO69029620Q1A210C2DTB000/

自宅だと

自宅でプリントする場合はコストは自己負担のため、資料をプリントアウトすることが少なくなったと予想しています。
プリンターのインクも高額な商品と位置づけられているので節約するマインドが高いのでしょう。

プリントすることを減らしても、問題がないことにようやく気がついたのではないでしょうか。
お客様への提案資料もオンラインによる商談の場合は印刷して手渡すこともなく、デジタル化された資料を画面共有で見せるか送付するだけになっています。
セミナーもそうなっています。

パソコンの普及は25年ほど前から進んでいますが、コピー用紙の消費量が減っておりませんでした。
この部分は疑問だったのです。

用紙が減らないということは、仕事の手法がデジタル化されていないと感じていました。
紙をなくすことに抵抗がある人もいたのでしょう。
それがコロナ禍という理由で一気に流れが変わったのです。

まとめ

紙とデジタル。
違いはあり、どちらが優れているという点はありません。
どちらにもプラス点、マイナス点があります。

印刷された資料の方が手元に物体があるので安心感があります。
読んでいて目も疲れません。
商談のとき、顧客に資料を紙媒体で渡した方が満足度が高いのも事実です。

その一方で、デジタルは液晶を通して資料を見るので目は疲れます。
物体がないので保管しておくとき、紛失するのではないか、探せないのではないか、という不安があります。

ただ、エコロジーの観点が強まっていけば印刷された資料は減少し続けるでしょう。
100%再利用できなければコピー機もコピー用紙も継続不可能になるかもしれません。

徐々に動いていたビジネス資料のデジタル化がテレワークにより大手企業で一気に進んでいるので今後の変化スピードを確認していきたいところです。