fjconsultants Blog:4,511投稿目 fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆
増加する場所
『手を洗われますか』
企業を訪問すると確認されることが増えています。
店舗に入るときの消毒は当たり前になりました。
外から中に入ると消毒。
ようするに手をきれいにする、手洗い工程が増えているのです。
消毒場所も一種の洗面台だと考えれば水回りが増えているのがわかります。
リフォーム増加
自宅でも洗面台を玄関に設置するケースが増えています。
家に帰ったら玄関先で手洗い。
家の中に持ち込まない。
中には洋服、カバンも消毒や拭き取りをしている方もいます。
以前と比較すると過剰ですが現在では普通のこととなりつつあります。
このような生活様式が当たり前になるのかもしれません。
店舗や企業でもセンサー式の洗面台に変更する件数が増加。
中には洗面台を増やすこともあります。
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簡易版手洗い洗面台普及するか
手洗いの場所が増えると洗面台が増えます。
しかし、洗面台設置は水道工事が伴います。
簡単に設置ができません。
しかし、ニーズが強まると簡単に設置できる洗面台が普及してもおかしくはありません。
他の業界で事例があります。
食洗機です。
水道工事不要の食洗機が出ています。
その上の簡易設置型もあります。
「水道いらず」の食洗機です。
水道をつなぐ必要もありません。
電気だけです。
水は食洗機の上から注ぐ。
排水は出てきますが排水がないところではタンクに入れます。
簡易設置でも機能は優秀で雑誌の家電批評で受賞もしています。
まとめ
ニーズが増えると販売数が伸びます。
販売数が伸びると、そのジャンルの商品が増えていきます。
高級路線の商品も増加しますが、簡易型の商品も増えて業界が活況になります。
食洗機もひとり暮らし用のニーズが高まり、簡易設置型が増えてきました。
アパートが狭いからという理由もありますが、設置が簡単、1人でもできるというニーズも満たしています。
「そこまで必要なのか」という視点で考えるのではなく「これでも欲しい人がいるのか」と発想すべき。
食器洗いの性能は高いが設置は簡単に、食器洗いの機能以外はシンプルにする。
大胆な機能限定です。
この手法は航空会社のLCC(ローコストキャリア)でも行われました。
飛行安全性は問題がない。
サービスをオプション化し価格を安くする。
大胆なサービス限定化です。
このように見ていくと手洗い洗面台も同じようなプロセスで商品が増えていく可能性があります。