fjconsultants Blog:4,515投稿目 fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆

リーマン超えGDP伸び率

2020年度のGDPがリーマンショック超えになりました。
伸び率がマイナス4.6%です。
リーマンショック時が伸び率マイナス3.6%だったので、1%上回る数値です。

昨年度のGDP -4.6% リーマンショック超える最大の下落

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210518/k10013036691000.html

こうした数値は冷静に判断をしなければならないところですが、これを言い訳にしたくはありません。
「リーマンショックよりひどいから・・・」
と社内でも言い訳に使われる可能性もあります。

GDPの半数は個人消費が占めます。
今回は動きが止まり個人消費も止まっています。
その影響が出ているのは事実です。
しかし、ビジネスにすべて影響しているわけではありません。

影響がある部分と影響がない領域を見極めて判断や評価をしたいところです。

プレゼンテーション

消費が縮小する中で

消費が縮小する市場でビジネスを展開している場合、数値に敏感になるしかありません。
しかし、数値に対する精度はいきなり細かくできるものではないと実感しています。
売上金額には敏感だが、原価やコストに対して精度の甘い会社、リーダー、担当者。
在庫や仕入れ金額に対する精度も同じ感覚です。
たとえば、備品購入ひとつ見ても会社によって差があります。
市場縮小な時期でも備品購入の単価は変わらない。
数年に一度しか購入しないパソコン等のIT機器購入費(1台当たり購入費)を見るとわかります。
8万円で購入する企業もあれば、18万円、28万円で1台購入する会社もあるからです。
確かにパソコンなどはスピードが違いますので速い方が生産性が高い。
しかし、パソコンの稼働時間に連動しているかがポイントです。
稼働時間が少ないのにもかかわらず単価の高いパソコンを購入するのを見ると数字に弱いと感じます。
一日中8時間フル稼働ならば高額備品を購入しても生産性が上がり利益になります。
問題ありません。
しかし、稼働時間が少なにのに高額投資するのは釣り合いが取れないと言う意味です。

まとめ

シビアなビジネス環境になっても環境を変えられるわけではありません。
その環境に対応できるかだけです。
そのため、数値や数字に対して細かい精度で把握できコントロールできるのがあるべき姿。
1%、0.1%へのこだわりです。
あと1%で大きく変化する境界線上にいる人も多いでしょう。
このタイミングで数値に細かく、こだわりのある会社に成長するチャンスです。
一気に発展させましょう。