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限られる選択肢でブレイクスルーを狙う大手メーカー

fjconsultants Blog:4,526投稿目 fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆

消去法の選択肢

消去法の選択(決断)だと感じる内容があります。
経営だと関わる人、関わる業界が大きければどうしても選択肢は限られてきます。
方向転換もできない時があるからです。
その限られた中からブレイクスルーするしかなく選択肢も消去法になっていくのです。
ただ、限られた中から正解が生み出されることもあるのでどれが正しいとは言えません。

業界トップの選択を見ると

最近何度も取り上げていますが自動車メーカーの決断を見ると迷っていることがわかります。
これからも右往左往するのではないでしょうか。
というのも、正解が見えない時期なのでできる限り幅広く選択肢を残しておきたいからです。

限られる選択肢

自動車業界は電気自動車EVへ向かっていると言われています。
しかし、電気自動車に移行すれば自動車部品メーカーは淘汰されます。
電気自動車になれば不要となる部品があるからです。
エンジン関係の部品、駆動系の部品、などその部品点数は多い。
しかも、なくなるであろう部品を製造しているメーカーも多く、規模も大きい。
従事者も多いのがここでは問題になっています。

そうなると部品は現在のエンジン自動車と同じで電気自動車のようにクリーンなクルマができないのか。
そう考えると思います。
電気自動車はクリーンな乗り物。
エンジン自動車はクリーンではない。
求めているのはクリーンであれば、エンジン自動車と同じ形態でクリーンになればいい。

その答えが『水素を燃料としたエンジン自動車』です。
急遽、開発が進められていますし、レースで試されました。


これなら、現在の自動車と同じ部品を流用しながら、クリーンも実現できます。
内燃機関エンジンですが、燃料を水素に切り替える形です。
もしこのエンジンが実現すれば、部品メーカーが減ることもありません。
クリーンも実現できます。

ただ、1回の充填で走る距離(航続距離)が短い、ガソリンより燃えやすいといった課題は残っています。
これを本気で解決させるかどうか。
そこにかかっています。

まとめ

日本とドイツは自動車産業の占める割合が大きい国です。
自動車関係で働いている人の割合も多い。(就労人口の1割程度:日本)
そのため、電気自動車へ移行するかどうかは関心が高い項目です。
そこに業界トップメーカーが新しい解決を提示してきた形です。
これが実現できれば残ることができると安堵したメーカーもあるのではないでしょうか。
消去法の選択ではありますがブレイクスルーする可能性はあります。
今後の展開に注目です。

藤原毅芳写真
この投稿記事を書いたのは経営コンサルタント  藤原毅芳 fujiwara takeyoshi (fjconsultants)
1971年生まれ 鎌倉市在住 fjコンサルタンツ代表 一般社団法人暮らし振興支援機構理事 単著8冊、監修1冊、海外翻訳出版1冊、講師として宣伝会議の『マーケターのためのPDCA実践講座』などで継続的高評価を受けている。2021年大手都市銀行シンクタンクの法人会員限定雑誌に『売れる仕組み〜マーケティングの基本』を執筆。『この世に残るべき企業を支援する』を軸とした考えで経営の現場で課題をスピード解決し企業を発展させている。経営セミナー松本考動倶楽部は2014年から登壇し講義80回を超え、2020年からオンライン経営勉強会マナビィーズとしてリスタート。0円コースもあります https://manaby.biz/muryo/