fjconsultants Blog:4,544投稿目 fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆
値上がり
値上がりの報道が続いています。
厳しい状況がさらに厳しくなっています。
ものごとはプラス、マイナスと交互にはやってきません。
プラス→プラス→プラスといったように良いことが続き、そのあとにマイナス→マイナス→さらにマイナスと続くものなのです。
理由や根拠はありませんがリーマンショックのあとに東日本大震災があったことを振り返れば、「まさか」という状況が出現することは可能性があることです。
住宅業界
住宅業界が揺れています。
輸入木材の価格高騰です。
ウッドショックと呼ばれていますが、大手住宅メーカーも値上げに踏み切ります
大和ハウスは6月から戸建て住宅の一部について、建築費用の見積もりに木材価格の上昇分を上乗せした。上乗せ額は数十万円程度で、建築費用(土地代除く)は1%上昇する。大和ハウスは年7000戸程度を販売しており、今回の値上げでは、そのうち約5%が対象となる見込みだ。
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO73061490Y1A610C2TB0000/
1%の値上がり
建築費用の1%の値上がりです。
金額にして数十万円程度と発表されています。
住宅はもともとの金額が大きいので1%の値上がりでも数十万円になってしまいます。
この値上がりは業績に響くのでしょうか。
受注率が下がるのでしょうか。
誤差の範囲
住宅の営業担当の観点から見れば1%の値上がりは誤差の範囲です。
建築は見積り時点では未確定部分があるので数%は誤差が出ます。
なので1%の値上がりで受注確率が下がることはありません。
もし受注率が下がるのであれば営業担当の問題です。
値上がりで躊躇する顧客に対する営業トークをもったいないスキル不足。
または値上がりしたから売れないと感じているマイナスマインド。
それだけです。
実力のある営業担当にとっては気にならない程度です。
まとめ
住宅の場合を取り上げましたが、住宅は何度も購入する商品ではありません。
ましてや、安いから買う商品でもないのです。
購入後に何十年も暮らしますし、住宅ローンも30年から35年で返済していきます。
なので、部材の値上がりは痛いですが受注率は変わらない。
顧客の購入マインドは下がるのは事実ですが、その下がる購入マインドを上げるのが重要な施策です。
具体的に資料を作成し顧客へ提案することが求められると感じます。