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速さ基準から排出量基準へ変わるのか

fjconsultants Blog:4,605投稿目 fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆

見直される

人が移動する。
移動距離が長い場合、スピードを追求し、速く移動できることを至上命題としてきました。
今でもその流れは続いており、リニアモーターカーの建設が進められているのは移動時間の短縮を目的としています。

ただ、一方で別の価値観が動き出しています。
温室効果ガスの排出量を価値基準にする動きです。

速さではなく、1人当たりの移動による温暖効果ガス排出量が問われるのです。
移動距離と排出量の割合です。

そうなると、多数の人を移動でき、温室効果ガスの少ない乗り物が注目されることになります。

温暖化対策

なぜ速さという視点から切り替わっているのでしょうか。
これは温暖化対策です。

日本にはこの価値観はまだありません。
しかし、今後は影響を受ける可能性があります。
知っておいて損はありません。
良い悪いではなく、時代の流れだと考えておけばいいでしょう。

夜行列車復活

フランスでは夜行列車が復活しました。

パリとニースを結ぶ路線は3年半ぶりの運行再開で、東京ー博多間とほぼ同じおよそ1090キロを12時間近くかけて走ります。高速鉄道に比べて、所要時間は6時間ほど長くなりますが、料金は最も安い座席で日本円で2500円ほどに抑えられています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210521/k10013043271000.html

飛行機と比較して、温室効果ガスの排出が少ない列車移動が見直されているのです。
電車で2時間半で行ける場所は、飛行機路線を禁止する法律もできました。
ちなみに日本で電車2時間半で行ける場所を考えると、新幹線の場合は東京から新大阪駅までになります。
となると、羽田〜伊丹の飛行機路線がフランスでは禁止されることになるのでしょう。

飛行機を利用するのか電車にするのか。
これは電車利用で4時間以上かかる場所は飛行機利用率が急にアップすると言われています。
なので、列車2時間半の航空路線を禁止にするのは間違ってはいないと感じます。
ただ、法律で禁止することはないと思いますが。

まとめ

飛行機移動の価値観が変わっていくのでしょうか。
飛行機で来ました、飛行機移動をしています、という内容が、「地球のことを考えていない」と評価される可能性も出てきています。
そうなると移動効率は下がる可能性もあります。

航空産業の将来は市場拡大と言われてきましたが、温室効果ガス排出基準で問われると短距離路線は減少する可能性があります。
部分的縮小も予想しなければなりません。
その分、列車移動は増えるのでしょうか。
その点もまだ予測の段階です。

日本に温室効果ガス削減の価値観が広がっていくのか今後は注目しなければならないと感じます。

藤原毅芳写真
この投稿記事を書いたのは経営コンサルタント  藤原毅芳 fujiwara takeyoshi (fjconsultants)
1971年生まれ 鎌倉市在住 fjコンサルタンツ代表 一般社団法人暮らし振興支援機構理事 単著8冊、監修1冊、海外翻訳出版1冊、講師として宣伝会議の『マーケターのためのPDCA実践講座』などで継続的高評価を受けている。2021年大手都市銀行シンクタンクの法人会員限定雑誌に『売れる仕組み〜マーケティングの基本』を執筆。『この世に残るべき企業を支援する』を軸とした考えで経営の現場で課題をスピード解決し企業を発展させている。公式Webサイトhttps://www.fujiwaratakeyoshi.jp/